
いつもの砂利道に来てみた。このような悪路を走ると車のサスペンションの能力がよくわかる。
まずダメなのはソフトなサスペンションの普通の乗用車だ。ダンピングが弱すぎてボディが暴れまくり、バンプラバーに当たったり車の底をぶつけたりでガッツンドッカンと賑やかなことになる。10キロ以下でソロソロと走るしかなく、だんだんイライラしてくる。
次にキツいのが「ドレスアップ的に」車高を落としたり硬いショックを入れたような改造車だ。サスペンションのストロークが少ないから路面からの入力を受け止めきれず、バタバタと跳ねるような動きをする。激しい振動でボディがバラバラになるんじゃないかと心配になる。ステアリングへのキックバックもきつくて悪路に乗り入れたことを心底後悔することになる。
トゥインゴは意外とよかった。高速走行向けに設定されていることが多い欧州車であるが、高速での操縦安定性を確保するための容量の大きいショックアブソーバーやボディ剛性の高さが悪路での乗り心地や操縦性に貢献するようだ。サスペンションがよくストロークして、それでも進路のブレやキックバックといったイヤな現象は起きない。洗濯板のように連続する凹凸でもショックアブソーバーの働きでボディの揺れの収まりがよい。動画にあるような劣悪な路面状況でも「ドスン!ガシャン!」というような直接的なショックは一度も伝えてこなかった。大きな段差に身構えても肩透かしをくらったようになるのだ。
トゥインゴの軽自動車並みの寸法を考えると悪路走行性と乗り心地は抜群と評価できる。
運転日報(トゥインゴ)
天候:晴れ 時々 曇り
積算走行距離:5640キロ
走行条件:郊外一般道・山岳道・市街地
乗員:1~2名

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クルマ談義 | クルマ
Posted at
2010/09/17 20:38:59