
仙台でもこの週末あたりからガソリンスタンドの行列が解消し、給油量制限つきだがスムーズに給油できるようになった。月曜日からJRの運転が一部再開されるので、自動車の利用も減ってガソリン需給はかなり緩和されそうである。
ガソリンの入手が困難な間、トゥインゴは実に頼もしかった。もともと燃費がよくて燃料計の下がるのが遅いし、燃費のわりにタンク容量が大きいから、1度満タンにすれば700キロ以上走ることができた。災害時には燃費そのものよりも航続距離のほうが重要になってくる。結局仙台で給油待ちの列に加わることは一度もないまま終わりそうである。
今回の震災で思ったのだが、電気自動車は災害のときにまったく「使えない」ことになりそうである。まず、停電が起きたら充電できない。それに、航続距離が短いから停電が起こっていない地域に「遠征」して充電することもできない。また、ガソリンと違って電気は携行缶に備蓄しておくことも持ち運ぶこともできない。電気自動車で避難所に行ってもそこに充電設備が無かったり停電していたらそれっきり「使用不能」になってしまう。
災害時に自動車は「生命線」にかかわってくる。現状では電気自動車をガソリン自動車の「替わりに」導入することはできないし、充電ステーションを増やしただけでは解決にならないと思う。それに、電力供給に不安がある中では電気自動車の普及に慎重にならざるをえない。電気自動車への代替は当分先になりそうだ。
運転日報(トゥインゴ)
天候:晴れ 時々 くもり
積算走行距離:14900キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員1~2名

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雑感 | クルマ
Posted at
2011/04/03 19:41:45