海水浴帰り悲劇…重体の男性が死亡 福井の衝突、死者4人に
子供たちが夏休みに入り、家族でドライブする機会も増えてきた。同時に、悲惨な事故のニュースも届くようになった。この記事の事故は、ワゴン車(ハイエース)が雨の中下り坂の左カーブを走行していて、対向車線にはみ出したために起こったという。たぶんスリップが原因だろう。記事には事故車の写真がついていた。見ると、ワゴン車はバン用スタッドレスを履いている。私には、スタッドレスタイヤを履いていたことが事故を誘発したように思える。
というのも、路面温度が高くて濡れた路面でスタッドレスはおそろしく滑るからだ。タイヤにはコンパウンドの特性によりグリップがよい「適温」が存在する。スタッドレスタイヤは冬季の使用を想定して「適温」は低いところに設定されている。そのタイヤを30℃前後の夏の路面で使うとグリップが大幅に低下する。さらにスタッドレスタイヤの細かい溝が水を誘い込む働きをして、雨の中ではツルツルと雪上のように滑ってしまう。この傾向は乗用車用よりもバン用のスタッドレスで顕著で、夏の雨中の運転は細心の注意を払う必要がある。
前輪駆動や後輪駆動の車なら、駆動輪が空転することによりタイヤが滑りやすくなっていることを察知できるが、フルタイム4WDの場合はカーブやブレーキでコントロールを失ってはじめて気づくことになりがちだ。安全のためにESCを装備するか夏は夏タイヤに履き替えておくほうがよいと考える。
運転日報(スプラッシュ)
天候:曇り 一時 雨
積算走行距離:10115キロ
走行条件:市街地
乗員1~3名
ブログ一覧 |
交通安全 | クルマ
Posted at
2011/07/28 20:21:54