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2011年11月06日

軽に乗り換えたいけど勇気がない

軽に乗り換えたいけど勇気がない  北海道で起こった死亡ひき逃げ事故、加害者が飲酒、無免許、無保険、無車検であったことに批判が集中している。それはもっともなのだが、このニュースを見たときに私が感じたのは「やっぱり軽は危ないな」ということである。
 軽自動車の安全性に関する「知恵袋」等の記事では「軽自動車も衝突テストで星5つを獲得しているので安全である」「昔と比べて大幅に向上しているので心配はいらない」という回答が大半である。確かに、星の数では遜色がない。例としてダイハツムーブトヨタパッソのテスト結果を挙げると、ムーブの星6つに対しパッソは星6+で大差ない。では、実際の測定値はどうなのだろうか。頭部障害値(HIC)に注目してみると、オフセット前面衝突でムーブ386.8パッソ225.2、側面衝突でムーブ353.8パッソ157.8となっている。グラフを見ると、150では無傷でいられる確率が9割近くあるのに対し、350では4割程度である。衝突実験の動画を見ても、
パッソ

ムーブ

パッソでは体全体がエアバッグにソフトに受け止められているのに対し、ムーブでは侵入してきたドアに上半身が押されるのと頭が大きく横に振られることで首に大きなストレスがかかっているように見える。頚部負荷は評価項目に入っていないが、相当な違いがあると思われる。また、ムーブは衝突後に横転しているので、強度の低い屋根から障害物に衝突する危険があるし、救出時の障害にもなるだろう。衝突試験は試験車の重量の差が反映されないオフセット衝突試験や900キロの軽い小型台車を使った側面衝突試験といった「甘い」方法で行われているから、実際の事故の場面ではそのときパッソに乗っているかムーブに乗っているかによって「生死を分ける」ことになりはしないだろうか。

 燃費とか税金とか下取りがいいとか、軽自動車の魅力はよく分かるのだけれども、今のところ安全性に対する不安を無視して乗り換える勇気がもてないというのが正直なところである。


運転日報(スプラッシュ)

天候:雨
積算走行距離:14650キロ
走行条件:市街地
乗員1名


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Posted at 2011/11/06 23:09:32

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この記事へのコメント

2011年11月7日 0:16
実際に乗ってますが不安は残りますねぇ
自分の用途が基本1名乗車なのと維持費が
安いので乗っている所が大きいですが
高速道路での走行とか心配になる
シチュエーションは多いと感じます。

某イースみたいに低燃費&低価格を売りってのは
時代的に厳しいと思うのですが…

実際は維持費や価格で選ばれるんでしょうね。
そろそろ軽自動車枠を撤廃する時期が近づいている
気がします。
コメントへの返答
2011年11月7日 0:24
 前面衝突に対する不安はゆっくり走ることで解消できるんですけど、側面についてはゆっくり走っても被害軽減できないので怖いです。
 側面衝突に弱いのはやはり全幅のしばり(1480ミリ)があるのが原因でしょう。1700ミリ前後ないと安全性が確保できないのですから、幅だけでも枠を広げるといいのではと思います。
2011年11月7日 1:52
高速の移動も大変ですよね。
コメントへの返答
2011年11月7日 7:24
 特にハイトワゴンは横風に煽られるのが疲労の原因になります。やはり全幅の枠をもっと広げたほうがいいと思います。
2011年11月7日 12:38
こんにちは。軽は市街地で普通に走る分にはいいのかなと思いますが、幹線道路や高速になるとさすがに厳しいものを感じます。
トラックなどとの事故に巻き込まれるケースで死亡率もかなり高いので、安全を考えても、軽枠は廃止の方向性が妥当だと思います。
コメントへの返答
2011年11月7日 20:44
 他国の「スーパーミニ」クラスの車と比べて軽の枠は幅が特に小さいですね。衝突安全性なんて考えていなかった時代はそれでよかったんでしょうけど、日本人の体格も大きくなりましたし、1480ミリではかなり不足していると思います。
 寸法の枠を無くして1000cc未満はみんな軽にしちゃうってのはどうでしょう。
2011年11月7日 12:39
確かに軽と普通乗用車では側面追突の差が大きいですね。
ふた昔前の普通車よりは今の軽のほうが良さそうですけれど。

しかし、動画を見るにやはりカーテンエアバッグとサイドエアバックは大事ですね。
窓の広い軽にこそカーテン・サイドエアバッグの標準装備させるべきなのかも。

うちのカミさんクルマのフィットシャトルには、スカイルーフをあきらめさせてカーテンエアバッグ付けさせました。
コメントへの返答
2011年11月7日 20:48
 サイドエアバッグ、カーテンエアバッグの効果は絶大なんですが、国産各社は装備にすごく消極的です。ホンダは特にそうで、サイド・カーテンエアバッグを付けようとすると他の何かが強制的にセットでついてくるか、他のオプションが付けられなくなることが多いです。
 軽でサイド・カーテンエアバッグが付けられる車種ってありましたっけ・・・。
2011年11月8日 2:24
おっしゃるとおりです。

いろいろ探してもR1かR2、smartくらいしか候補に出てきません。
だとしても、子供はあまり乗せたくないですね。

軽自動車が優遇されるのは、メインは重量のような気がします。
道路への負荷が少ないですし。

命を考えると、税金の差なんてたいしたことないと思います。

実燃費はハイトワゴンの軽に対し、トゥインゴも同等(もしくは上)ですし、
1000ccくらいの乗用車を買った方が総合的にいいですよね。
コメントへの返答
2011年11月8日 7:45
 田舎に住んでいると自動車の使用頻度が高くなるので事故も「日常的」に起こります。車を選ぶ際に「もしこの車で事故に遭ったらどうなるだろうか?」とリアルに想像して慎重に選んだほうがいいと思います。
 自動車アセスメントの評価はまったくアテになりませんね。生データをどう見ても同じ安全性とは思えないのに、みんな星6つ以上ついてしまうんですから。「サイド・カーテンエアバッグが無いのは危ないんじゃないの?」「軽自動車の幅では安全に作れないのではないか?」というような「風評」を防ぐためにお上が出す「安全宣言」みたいなものでしょうか。
2011年11月12日 0:10
私も実は、事故で軽から普通車に再び乗り替えた人です。

実際にオフセットでぶつけられてみて、前をぶつけられて後ろが歪む構造に修理をあきらめて乗り替えました。

命が大事なうちは、多分軽は買わないかも知れません。
コメントへの返答
2011年11月12日 0:25
 最近のボディは前からの衝撃がサイドメンバー→サイドシルを通じて後部に逃げるようにデザインされていますから、全体に歪んでしまうんでしょうね。以前は足元やAピラーのあたりでグシャっと潰れていましたから、生存空間確保という面では改善されているのでしょう。
 それでも、やっぱり怖いですよね。次の記事のようにいきなり突っ込んでこられたら無事でいられる気がしないです。
2012年1月5日 23:11
だいぶ前の記事ですがコメントをします。
色々な画像をいれていただいてありがとうございます。軽自動車を購入すべきか迷いましたが、エアバックなど安全装備がしっかりしていないといけないことを学びました。 子育て中ですし。
コメントへの返答
2012年1月5日 23:35
 実は私は昔から「安全性マニア」でして、私が20歳のとき(23年前)にスウェーデンのボルボ本社やドイツのダイムラーベンツ本社に(私的に)安全技術の見学に行ったほどなんです。その頃から衝突安全性に関する基本的な技術、考え方は既に確立されていて、そのような目で国産車の車体構造を観察してきました。
 衝突安全性に関しては、やはり「物理量」の影響が一番大きいと思います。乗員と車体との距離とか、ボディの潰れ代の大きさ、車両重量といったものです。その上でエアバッグの有無が影響してきます。軽自動車は車体の幅が狭いという点で決定的なハンデを背負っていますので、サイド・カーテンエアバッグが有ったとしてもやはり不利だと思います。
 子供が事故で怪我をするのも大変ですが、両親が事故で脳損傷とかなってしまったら誰が親の愛情を子供に注いでやれるのかと考えると、妻の買い物用車とはいえ安全な車を選びたくなります。

プロフィール

「ダイハツディーラーでもらってきたパキラ、すくすくと育っている。緑が部屋の中にあると癒される。しばしば眺めている。」
何シテル?   08/19 12:53
日本、米国、そしてベトナムで運転してきました。国が変わっても運転好きは変わりません。 ふとした思いつきからトラックボディ制作、始めました。

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