買いそびれた車たち2の続き
1988年にカペラを購入してからしばらくして、急に欧州に行ってみたくなった。そのころはEUなんてなくてECだったし、ベルリンの壁だって現役だった。ただなんとなく行きたくなったのである。私はさっそくカペラを売却して旅費を作り欧州に出かけた。途中でしっかりダイムラーベンツとボルボの本社を訪問してきたことは言うまでもない。
帰国してすぐに足車として中古のミラクオーレを購入した。これは「動けばよい」程度の選択だったので、他に検討した車は無かった。しかし、このミラクオーレはその後数年間私の手元にありセカンドカーとして大活躍することになる。
ミラクオーレ購入から1年程度たった1990年、今度はファーストカーを購入することにした。その際購入検討の対象になったのは、「クロカン4WD」と呼ばれるタイプの車たちである。この頃世間は「バブル景気」に沸いており、燃費なんてまったく気にしない雰囲気があった。ユーザーはより大きくよりパワフルな車を求め、その代表格であるSUVが売れに売れていた。特に三菱パジェロの人気は高く、街がパジェロだらけであった。他にもランドクルーザー、サファリ、テラノ、ハイラックス、ビッグホーン、プロシードなど車種もたくさんあった。その中でも4ドアで乗用車的な室内空間を持っているモデルということでパジェロとビッグホーンに絞って比較検討を重ねた。特に室内空間が大きくパワフルなエンジンを搭載したビッグホーンは魅力的で、イルムシャーなどスポーティな外観、内装を持ったモデルもありほとんど購入する気になっていた。
しかし、結局クロカン4WDは購入しなかった。そういう車でスキーに行きたいと思っていたのだが、ゲレンデはリフト待ちが1時間以上で、金曜日の夜中は中央道の渋滞が中津川までつながっている(渋滞の先頭は長野のスキー場の駐車場である)という現実に「やってらんねぇ」となって夢から覚めたことが大きい。また、積雪も悪路もサバンナもない関西地方で車高の高い四輪駆動車は結局使い道がないと思ったのだ。そして、そのころGTグレードが発売された初代レガシィツーリングワゴンを購入した。そのため、私がスキーを覚えるのはレガシィ購入からさらに4年後まで遅れることになる。
運転日報(トゥインゴ)
天候:晴れ 時々 曇り
積算走行距離:32296キロ
走行条件:市街地
乗員1名
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愛車紹介拡張版 | クルマ
Posted at
2012/06/30 22:39:50