
体重は66キロになった。目標まであと1キロだが、この1キロがなかなか詰まらない。
私が運転免許を取ったとき(25年以上前)に、試験の減点項目に「加速不良」というのがあった。交通の円滑のために、見通しがよい直線では指定速度(50ないし60)まですばやく加速することが課題で、加速が不十分だと大きく減点される。乗用車の試験はまだよかった。普通に加速しても指定速度に簡単に達するからだ。大型二種の試験車なんて生きた化石のようなバスで、アクセル全開でエンジンが割れるほど引っ張り、ブラブラなシフトレバーを叩きこみながら加速しないと指定速度に達しないのだ。大型二種の試験では加速を重視しているようで、試験官から「加速が十分でない」と指摘されることが多かった。このような減点項目の存在からすると、ドライバーには交通の「安全」と「円滑」が求められていることがわかる。
今でも教習所で「交通の円滑のためすばやく加速しろ」と教えているのだろうか。というのも、近頃信号からの発進・加速がやたらめったらトロい車が増えているように感じるからだ。制限速度50~60キロの国道で、発進してから途方もなく長い時間をかけてようやく45キロ程度に達するような加速である。異常に低速なため、信号のタイミングが合わず信号のたびに赤信号にひっかかっている。東北の田舎道は見通しがいいので、そういうトロい車のうしろに1キロ近い渋滞が生じているのが見える。「加速不良」の害悪は一目瞭然で、交通の円滑を著しく阻害する。また、渋滞を作ることで後続車に無駄な燃料消費を強いていることも、「エコ」の風潮に真っ向から反することになる。まさか、教習所でも「渋滞作ってもいい。ふんわりアクセルでノロノロ運転だ!」と教えているのだろうか。
自動車交通にとって、「安全」「円滑」「エコ」というのはどれも重要である。加速不良のふんわりアクセルは当人の「エコ」にはわずかに寄与するかもしれないが、その他の道路利用者には何も得るものない、むしろ損失のほうが大きい運転行動のように思われる。
運転日報(Kei)
天候:くもり 時々 雨
積算走行距離:117699キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員:1名
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雑感 | クルマ
Posted at
2013/07/23 23:57:51