
教習中に教官に「ここは下り坂ですから、エンジンブレーキを使ってください」と言われて教習生が「エンジンブレーキはどこですか?」と言ったとか、サイドブレーキを引いたというネタが流行ったのはいつの頃だったか・・・(遠い目)。
蔵王エコーラインを通ってお釜に行ってきた。珍しく見通しがよくお釜がきれいに見えた。
蔵王エコーラインは10パーセント以上の勾配が十数キロにわたって続く。当然、エンジンブレーキを使って下ることになる。昔、坂道は登るのと同じギアで下れと言われたものだ。登りは3~5速を使っているので
3速で下ろうとすると、エンジンブレーキはかなり弱く、どんどん加速していく。それではと2速に落としても、やはりどんどん加速する。フートブレーキを絶えずかけていないと適当なスピードで下れないのだ。もちろん、現代の車は四輪ディスクの大容量のブレーキを装備しているから、フートブレーキを多用してもそう簡単にはフェードしない。それでも四輪ドラムブレーキ時代の記憶が残っていて、ブレーキを踏み続けることにものすごく抵抗がある。1速に落として30キロくらいでハザード炊きながら下ればブレーキは踏まなくてすみそうだが、重トレーラーじゃあるまいし、そこまでする気にはならない。
最近の車は省エネ指向でフリクションロスやポンピングロスを小さく(エンジンを小さく)作ってあるのでエンジンブレーキには多くを期待できない。「下り坂ではエンジンブレーキを主に用い、フートブレーキは補助的に使うように」という教本の記載は、現代の車には通用しにくいように思われる。教本の記載どおりにしようとすると、2速5000回転でさらに加速しようとする車を(オーバーレブを防ぐため)フートブレーキでずっと抑え続けることとなり、無理であることがわかるのだ。もちろん、4速や5速に入れっぱなしで下るよりはずっとマシではあるのだけれど。
実はブレーキパッドがどんどん消耗するようで気が気でないというのが本音だったりする。
運転日報(プジョー308)
天候:晴れ
積算走行距離:10482キロ
走行条件:市街地・郊外一般道・山岳道
乗員:1~3名
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308 | クルマ
Posted at
2013/08/19 23:02:53