
地方では、軽トラックはとても身近なセカンドカーである。安価で丈夫で小回りがきいて、資材をガンガン積み込める。私も度々軽トラックの購入を検討してきている。ただし、軽トラックを購入するにあたって大きな心理的障害がある。それは、前面衝突の際の安全性に大きな不安があることだ。フルキャブオーバー車のオフセット衝突時の生存空間確保は絶望的であることをJNCAPのテストで見せ付けられており、かなり恐怖を感じてしまう。
スズキキャリーがフルモデルチェンジされた。おそらく軽トラで初めて「
オフセット56km/h衝突法規対応」を謳っている。フルキャブオーバーの軽トラでそれが可能であることがまず驚きである。寸法的に余裕がない軽トラではペダルからバンパーまで30センチもないはずだ。一般的な乗用車は40~50センチ程度の「潰れ代」を設けて衝突衝撃を緩和している。軽トラで同じことをすれば足元のスペースはほとんど押し潰されてしまう。相当な工夫が必要になるはずだ。

もっとも、保安基準の衝突速度は56km/hであり、JNCAPの64km/hよりかなり低い。56km/hならば、オフセット衝突試験はそれほど過酷ではないのかもしれない。それでも、軽トラに対する不安感(恐怖感)をかなり払拭してくれる改善と思われる。次のセカンドカーはキャリイにしようか、とちょっと真剣に考えてしまった。
運転日報(Kei)
天候:曇り 一時 雨
積算走行距離:119112キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員:1名
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Posted at
2013/09/01 01:41:11