
仙台では自動車教習所のことを「車校(しゃこう)」と呼んでいるようである。関西では「教習所」と呼んでいたし、「自教(じきょう)」と呼ぶ地域も知っていたが、仙台に来て初めて聞いた呼び方である。
私はいろいろな種類の運転免許を取得したが、教習所で取得したものは半分以下である。普通自動二輪、大型特殊、牽引だけで、そのほかの普通(中型)、大型、大型二種、原付は試験場に直接行って取得した。普通免許は当時でも教習に20万円近くかかったから、何度か落ちても数万円でとれる試験場の「一発試験」は大変魅力的だったのだ。もっとも、大型二種と原付については教習そのものが無かったので、「一発試験」を受けるしかなかった。
今では、免許が無いために運転できない車種は大特二種、牽引二種、大型二輪の3つだけになった。大特二種、牽引二種については「そんな車どこにあるんだ」という話であるが、大型二輪に乗れないのはかなり残念な感じである。試験場の「限定解除」に十代のころにチャレンジしたこともあるのだが受からなかった。アメリカでは排気量の制限のない二輪免許を取得し600ccのバイクに乗っていたこともあるのだが、オクラホマ州から日本への免許の書き替えの要件を満たさず取得できなかった。それ以来20年、大型二輪免許の取得は棚上げされてきた。
しかしついに、大型二輪免許を取得することにした。時代は変わり、多くの教習所で大型二輪の教習を行っている。近くの教習所に出向き、入校の手続きをするとすぐその日から教習開始である。教習車はCB750Fで、これは30年近く前の限定解除の試験車と同じである。さて、20年ぶりのバイク、うまく乗れるだろうか・・・。
さすがに最初のうちは体がコチコチでバイクを自由に倒せなかった。しかし、エンジンのレスポンスと強烈な加速は気持ちいい。シールドもゴーグルもないから涙がちょちょぎれるが、何度でも急加速したくなる。スロットルとクラッチでバイクを倒したり起こしたりする勘が少し戻ってきたところで教習終了。いきなり立ちゴケするんじゃないかと不安だったが、とりあえずコケずにすんだ。
次回はスラロームや一本橋などの課題コースを走る予定。
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バイク | クルマ
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2014/05/17 19:58:33