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イイね!
2015年05月02日

ベトナムバイクツーリングの記録その1

 もうベトナム版ゴールデンウィークも終盤である。連休中に行ったバイクツーリングレポートをアップしておこうと思う。

 まず、今回利用したバイクはホンダウェーブ110である。レンタルバイクで月50ドル、我が家の日常使用のバイクとして借りているものである。やや高いように思うが、この店のバイクは比較的新しいものが多く整備もきちんとやってくれるのでツーリングに使うには無難だと思う。ちなみにこの店では免許のいらない50ccのバイクのレンタルや125~250ccのオフロードバイクのレンタルも行っている。また、ガイド付きのオフロードバイクでのツアーも主催しているので、よりディープな山岳ツーリングを望む人はそちらを利用するのがよいだろう。

 次に、宿泊先の予約は「booking.com」を通じて行った。Ba Be Lake View Homestay という宿で、外国人向けに積極的なプロモーションを行っている。予約にあたっては英語でメール、電話を通じてやり取りできる。目的地の公園内の観光ツアーやガイドの手配も宿に頼めばOK。旅行会社に頼まなくてもネットでいろいろと手配できる、便利な時代になったものである。

 準備としてはそれだけである。後は着替えと財布、パスポート、運転免許証(ベトナム版)、雨具、パンク修理キット、ツール(ドライバー)、トイレットペーパー(2ロール)、飲料水(2リットル)、スマホをバックパックに入れる。この中で特に重要なのがトイレットペーパーと飲料水である。ベトナムの公衆トイレはトイレットペーパーが無いのがデフォである。我慢の限界に達して駆け込んだトイレ内でトイレットペーパーが無いことに気づいたときの衝撃ときたら・・・。旅先では食あたり等で非常事態が起こる確率が高いので、トイレットペーパーは必須アイテムなのだ。また、気温が高いので熱中症のリスクがある。飲料水は多めに準備して、まめに水分補給する。

 さて、準備が整ったところで出発である。今回は目的地に近いチョザの町で昼食にする予定なので朝6時に出発。早朝の空いたハノイ市街を抜けてニャッタン橋を渡り、ひたすら北上する。このあたりは街道沿いの町がずっと続いていて交通量が多い。40~50キロくらいでゆっくりと進む。景色に変化がなくすぐに飽きてくる。1時間ほど走ったところで最初の給油ストップ。1回給油すると4万ドン(220円)程度かかる。220円/100キロが燃費の目安である。

 給油後、混んだ国道3号線を北上する。国道では対向車のバスやトラックがセンターラインを越えてくるので頻繁に路肩に退避しなければならない。また、バイクは乗用車よりも遅いので後続の乗用車に道を譲らなければならない。いつも周囲に気を配っていなければならないので疲れてくる。それに、財布の中に250万ドンしか入っていなかったので途中で引き出そうとATMを探しているのだが、取引銀行のVIETCOM BANKのATMが見つからない。おまけに、さっきはまだ大丈夫と思っていたのだがトイレに行きたくなってきた。キョロキョロしながらずっとゴチャゴチャした町を抜けて走る。

 とりあえずトイレだけでも済まして落ち着こうと途中でガソリンスタンドに入った。ガソリンは満タンなのでトイレだけ借りようとしたのだが、お約束でトイレが酷い。紙が無いのは当然として、便座には靴で上った跡がありドロドロ、便器の中には汚物がそのままで、床には2センチくらい水が溜まっている。かなり躊躇したのだがまともなトイレを探して停車を繰り返すのも面倒なのでそこを利用した。

 ホッとしてまた北上を続ける。このあたりから郊外らしい景色に変わってきてATMを探すことは諦めた。ここはベトナムである。250万ドンあれば十分だろう。「何かあったときのために」キャッシュを持っていたとしても、「キャッシュがあっても何もできない」のがベトナムだからだ。お金さえ出せば高いレベルのサービスを受けられるのは一部の有名観光地だけで、これから向かう山岳地帯では特にお金に大した意味はない。

 このあたりの景色は日本の田舎にとてもよく似ている。山があり、川があり、水田があって、街道沿いに集落がある。違うのは水牛が歩いていることと、椰子のような熱帯の樹木が生えていることだ。集落の中では子供が遊び、雛を連れた鶏や子犬が歩いている。実に平和で穏やかな風景である。私と同年代の人ならかなり懐かしさを感じるのではないだろうか。

 そんな田舎道を2時間程度走って2回目の給油をした。今度はトイレが比較的マシだった。紙はなかったが一応トイレとしての機能は保っていた。ドアが壊れていてまともに閉じないのとカギがかからないのはもう気にしなくなった。こういうトイレ事情がベトナム旅行に女性を連れて行くのに障害になる。今回妻と娘が同行しなかったのもトイレ事情の影響が大きい。でも、西洋人は平気で女性も旅行しているので、慣れの問題かもしれない。

 給油を済ませ、しばらく走ると道は国道3号線から離れる。チョザに向かう道は峠越えのワインディングである。

その2に続く
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Posted at 2015/05/02 13:30:31

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