
ずっと90~100キロで走っていた郊外のバイパス道路を85キロをリミットとして走るようにした。そうすると、いつも2か所で赤信号にかかるところを全部青信号で通過できることに気づいたからだ。85キロというのはベトナムでは速いバイクの流れの速度である。今まではほとんどの車を抜いていたのだが、85キロ以下だと他車に追従する場面も出てくる。
WINNERにとって85キロという速度はかなり快適である。エンジン回転もそんなに上がらないし、道路の段差でジャンプすることもなくなる。サスペンションもちょうどこのあたりの速度域を狙ってチューニングしてあるらしく、余裕のよっちゃん(古い!)で走り続けることができる。それに、いざとなったら100キロ以上まで加速して回避行動を取ることもできるということは心理的なゆとりにもつながる。なにより、空気抵抗の壁の存在を意識せずに済む速度なので、構えることなくしかも低燃費で走ることができる。リッター50キロ以上走るのだから、150ccクラスというものの存在意義を認めないわけにはいかない。
自制心を強く働かせて、周囲の流れに合わせて走っているかぎり、150ccでも十分というのが冷静な意見である。車両価格25万円、リッター50キロ以上の低燃費ということを考えると、こんなに経済的で通勤にジャストフィットなバイクはない、ということができる。購入するときにそのあたりは熟考のうえで選んでいるので、やはりイイものを買ったという結論に至る。
しかし、「必要十分」では満足できないのが人の性であり、特にもっと大きな排気量のバイクに乗った経験があれば、150ccというのはいかにも「ちゃっちい」。軽量故、動力性能的には250cc空冷単気筒のバイクと同等かもしれないが、フィーリング的に「最小クラスのバイクに乗っている」ということをいつも意識させるのだ。例えば、400~600ccだったら、同じ85キロでも更に余裕で、気楽に走ることができるだろうと思う。そのために70~100万円出すのはどうかということは判断しなければならないが、やっぱりバイクはエンジンが大きければ大きいほど魅力的なので、通勤の中にささやかな楽しみを見出すためにも、大きなバイクの購入はいいことだと思う。
何か道楽がないとストレス溜まりまくりになっちゃうしね・・・(自分に言い訳)
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Posted at
2017/12/05 00:16:38