VERSYS-X300にはABSが標準で付いている。ABS付きのバイクを所有するのはこれが初めてなので、ABSの練習をしなきゃ、と思っている。
今から30年ほど前、乗用車にABSが搭載されだした頃、ABSの操作の練習というのは特にやらなかった。四輪車では、ブレーキ時のロックは特に深刻な問題ではなく、車体姿勢が乱れるなどの問題がない限り、フロントタイヤをロックさせたままにしたほうが短い距離で止まれるとの認識があり、ABSがあろうと無かろうと緊急時はブレーキを一杯に踏み込んで維持するという操作が基本になっていたからだ。
ところが、バイクは違う。バイクでフロントタイヤをロックさせてしまうと、偶然絶妙なバランスを保っているようなレアなケースを除いて普通は転倒してしまう。だから、急制動であってもフロントをロックさせないようにじわっと握ってロック寸前のギリギリのところまで握る、という癖がついている。滑りやすい路面では余裕のあるところまでしか握らないことで制動距離よりも転倒しないことを取るような操作をしている。これを改めて、ロックするところ(ABSが作動するところ)まで強く握って維持するように変えなければならない。
急ブレーキの操作は頭で考えるのではなく反射的にやっていることなので、これを変えるのはけっこう大変そうだ。転倒の恐怖から本能的に避けようとするロック領域までの強いブレーキをかけなければならないのだから。安全な場所での反復的な練習が必要で、そのことはよくわかっているのだが、今のところ時間がなくてできていない。
今度ダートに出かけたときにそこでやってみようと思う。
ブログ一覧 |
バイク | クルマ
Posted at
2018/04/09 00:29:56