
バイクのエンジンは、直列(並列)4気筒がよい。初めて乗った(原付じゃない)バイクがCBR400だったせいか、今でもそう思っている。吹かしたときの「フォン!」という音だけで、気分が盛り上がる。ちょっと低回転のトルクが細い気がするが、いつもパワーバンドにいれてやれば、絶対的な速度はともかく「スポーツしてる」実感がある。今乗っているバイクは単気筒と並列2気筒なので、高回転まで回しても「ブーン」という音で、まるで高回転まで回るのを嫌がっているようなのだ。でも、小排気量の悲しさで、高回転まで回さないと速く走れない。だから、嫌がるエンジンを無理やり回しているようで、官能性に欠ける。四気筒が恋しいので、次の帰国時のレンタルバイクにCB1300SBを予約しておいた。実際乗ったら、「これこれ、やっぱりスポーツバイクは4気筒だわ」となるのか、並列二気筒にも何かメリットがあるのか、確かめてみようと思っている。
乗用車のエンジンは直列6気筒がよい。完全バランスの6気筒で振動なく、軽いハミングのように「フィーン」と回り、いかにも精度が高い機械であるように感じさせる。昔アメリカで乗ったクレシーダ(TOYOTA MARK II)のスムーズな走りと軽快なハンドリングは記憶に残り、今でも、直列6気筒の縦置きのFRというのは良い車の条件だと思っていて、BMWなんかは今でもそうなのだが、これが古典的なレイアウトだが理想的なレイアウトなのだ。その上に12気筒エンジンという世界があるらしいが、未だ運転したことがない。バイクと違って乗用車はレンタカーで直6エンジンのモデルを探すのはけっこう難しいかもしれない。日産はV6だし、トヨタもV6。エンジンルームはどんどん小さくなる傾向だから、長い直6は積みにくいのだろう。それなら、水平対向4気筒にしてもいいと思う。もっとも、水平対向エンジンは振動は小さいけれど、排気音がバサバサしているから直6のように粛々と仕事はしない。水平対向6気筒もよいと思うのだが、今までの車歴の中で乗ったことがないのでコメントは控える。
そんなわけで、乗用車を買うなら直列6気筒がいい、バイクを買うなら並列4気筒がよいというのは私の基本スタンスだ。そうすると、バイクは「CB400やCB1000、CB1300がいいね」といことになる。一方、乗用車は「BMW・・・日産CREW」あたりになり、CREWはもう売っていないので、BMWしかない、ってなるのだ。直列6(12)気筒で後輪駆動でMTって車、今ほほとんど売っていない。寂しい時代になったものだ。
ブログ一覧 |
クルマ談義 | クルマ
Posted at
2019/05/28 01:00:00