
(この記事は虚構です)
宅配大手のヤ〇ト運輸は23日、一般住宅向け配達車両として軽トレーラー(写真)を全国で導入すると明らかにした。宅配用軽トレーラーの導入は業界初。
同社では従来一般住宅向け配達業務を地域運送会社に委託してきた。しかし、運転手の高齢化や若年層からいわゆる「3K業務」として敬遠されたため、地域運送会社は深刻な運転手不足に陥っていた。軽トレーラーを軽貨物自動車に連結すれば、通常の2倍以上の荷物を一度に運べるため、人手不足解消の切り札として注目を集めている。
同社は「宅配の魔境」と呼ばれる宮城県塩竈市において軽トレーラー活用の実証実験を行った。その結果、「運転手が通常の2倍以上の速さで配達しなければならないこと以外にこれといった不都合はない」として、全国的な導入に踏み切ることを決めた。
今回の決定に対し一部関係者からは「ただでさえキツい仕事で人が集まらないのに、通常の2倍以上の配達能力を要求されれば人手不足に拍車をかけるだけではないか」との疑問の声もあがっている。同様に人手不足に悩む同業他社の対応が注目される。
宅配便に詳しい京都物流大学教授の坂本義太夫さん(宅配学)は「一人の運転手により多くの荷物を運ばせれば人手不足が解消するという発想はどこかズレているのではないか。ともあれ、トレーラーを猫バス型にすればかわいいかもしれない」と評価する。
ヤ〇ト運輸は、編成車両数を増やした「宅配ロードトレイン」の導入に向けて、来年から新たな実証実験を行う予定としている。
(25日一部記事を追記)
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Posted at
2019/11/24 00:31:50