
私は航続距離が短い車が「一番嫌い」である。長距離運転の場合、基本的に休憩はほとんど取らないで一気に駆け抜ける。航続距離の基準は、仙台から郷里の奈良まで片道、あるいは仙台から羽田空港まで往復の800キロだ。これは特に難しい基準ではない。2000ccクラスの車は60リットル、1500ccクラスは50リットル、1000ccクラスは45リットル程度のタンク容量が一般的だ。高速燃費は2000ccクラスで14㎞/L,1500ccクラスと1000ccクラスで17㎞/Lといったところで、それぞれ840㎞、850㎞、765㎞が計算上の走行距離になる。1000ccクラスがやや苦しいが、燃費がいいのは1500~1800ccくらいのクラスで、それより小さい車は燃費がそれほど良くないことによる。
今うちには軽自動車しかない。この軽自動車の航続距離が異常に短いのである。タンク容量は30リットル前後で、高速燃費は14㎞/L程度だから、たったの420km。ヘタをすると仙台から出発しても羽田に着く前に給油を要することになる。頻繁に給油を要するというのは煩わしいものだ。せっかく速度を上げて距離を稼いでも給油ストップの間にトロトロ走っている大型トラックに追いつかれるので意味がない。軽自動車は近距離用の足で、長距離を移動することを想定していないと言われればそれまでだが。でも、地方を中心にガソリンスタンドの数がどんどん減少している今、給油のために走行する距離をできるだけ小さくする意味でも航続距離を長くすることはとても重要だと思うのだ。
カペラディーゼル、コロナプレミオ、プジョー308は800km以上楽勝でよかった。最近足の短い車ばかり乗っているから長距離用のものが欲しくなってきた。やっぱり欧州のダウンサイジングターボかクリーンディーゼルがねらい目か。タンクもしっかり大きいし、1000㎞行けそうなモデルがたくさんある。空力とか変速機とかの違いなのか、欧州車は長距離走行時の燃費が良い。今の時代電動化が進められている中で、航続距離が長く実用的なEVで世界を牽引するのは欧州のメーカーになるのではと思っている。
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Posted at
2021/07/11 22:04:05