
今日、財布の中を整理していたら、ギザギザのついた10円玉(ギザ十)を見つけた。昭和29年の刻印がある。71年経ってもまだ普通に流通していて、硬貨というのは長持ちするものだと感心する。ふと思い立って、他の種類の硬貨も古いものが無いか探してみた。すると、100円玉と50円玉が昭和43年、5円玉は昭和39年、1円玉は昭和38年のものが一番古かった。そのほかに、100円玉と1円玉以外は昭和のものが多いこと、特に10円玉は昭和40年代~50年代のものがほとんどであることがわかった。
このような傾向には、何か理由があるに違いない。年度別の硬貨の発行数がわかればいいんだけど、と検索したら、
造幣局の資料に行き当たった。これを見ると、いろんなことが推察できる。
例えば、平成元年~3年に1円、5円、50円硬貨が大量に発行されたのは、おそらく消費税の導入によりつり銭需要が急に増えたことからであろうこととか、10円玉の発行枚数が昭和57年から激減しているのは、同時期にテレホンカードが導入され、公衆電話用の10円玉需要が急減したからであろうこと、1円、5円、50円硬貨の発行量は平成4年以降大きく減少傾向にあり、これはキャッシュレス決済が増えたことや小銭を扱う小売店などの経済規模の縮小(不況)が原因ではないか、とか。
いかんいかん、疲れているのにまたつまらぬことを調べてしまった。
Posted at 2025/10/17 01:01:42 | |
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