
バイクのヘッドライトは大抵暗い。絶対的な明るさも不足だが、光の広がりが足りない。これは、四輪のヘッドライトが2つあるのに対し、二輪は通常1つだからだろう。デュアルヘッドライトのものも、バルブのW数が小さかったり、ロービームでは片方しか点かなかったりで、なかなか満足できるものがない。VERSYS-X300のヘッドライトは55/60Wの普通のハロゲンで、やっぱり暗い。
ベトナムで売られているVERSYS-X300にはLEDフォグランプ2個が標準装備である。これはけっこう大きいもので、エンジンガードにガッチリ取り付けられている。これを点灯すると、とても明るい。フォグランプなので光が広がって、路肩やセンターラインなどヘッドライトだけでは見づらいところがはっきり見える。これは夜間照明やガードレールがない田舎道を走るのにはとてもありがたい。
日本ではオプション装備のようだが、これはおすすめだ。純正オプションなのでデザイン上の収まりもいいし、ツーリング先で予定外の夜間走行が必要になったときでも、林道やあぜ道などを走るとき助かるだろう。もちろん、霧や雨のときの補助ランプとしてもかなり有効である。
写真は、中央の黄色っぽい光がヘッドライトのもの、手前の白い光がフォグランプのものである。ヘッドライトの照射範囲が狭いことと、それを補うように広がるフォグランプの照射範囲がよくわかる。
Posted at 2018/03/13 00:01:24 | |
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VERSYS-X300 | クルマ