
製作を進めていたウィング付幌骨であるが、一度完成させていつも使っている軽トラに載せてみたものの、失敗作と判断して取り外した。何が失敗かというと、一言で言って「重すぎる」のだ。
今度のものは機能的に欲張ったせいで構造が複雑かつ大型で、強度を稼ぐべく部材そのものも二重のものを使ったりして従来のものに比べ倍の重量だ。しかも、ガススプリングや屋根の外板など重量物が高いところに集中しているので、重量バランスが悪い。ここに台車を加えると、車両の安定性に不安がある。ただでさえショックが抜けてグラグラしている軽トラがグラングランになりかねない。車両にとって軽さは極めて重要で、機能や見てくれより優先する必要がある。
また、重量とも関係があるのだが、ウイング開口部(ドア)が大きいので、開放した状態で強風を受けたらどうなるか、という問題がある。ボディが倒壊したらその後の運送はできなくなるので大損害だ。今の状態では実用に供するには不安が大きい。もっと小さく、軽く、風を受けにくい構造に変える必要がある。
台車置き場は廃止、屋根と側面の上部三分の一の外板(ツインカーボ)も廃止、ウイングドアはガルウイングからただ上に跳ね上げるだけの構造に変更といったところか。徹底的に部材をそぎ落として「グラム作戦」で軽量化を図るつもり。
Posted at 2021/04/17 00:47:54 | |
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