
うちの軽トラのウインドディフレクターを見て「太陽光パネルですか」と聞いた人が複数いる。確かに、これを太陽光パネルにすればけっこう電力が得られそうだが、残念なことに、ただの風防だ。
このウインドディフレクター、大きいので風の抵抗を強く受ける。斜めになっているので上から押さえつける力、つまりダウンフォースが生じる。ディフレクターは荷台の幌骨からキャンティレバーで支持されている。それで、ダウンフォースによって下に下がる。その分を見込んで2,3センチのクリアランスをとって、手で押してみて「大丈夫だろう」と思っていたのである。
ところが、時速100キロの走行風は想定を超えたダウンフォースをもたらし、ディフレクターがキャビンの屋根にキシキシと当たる。もっとクリアランスを広げるべきか、いやいや、それでは見た目が良くない。むしろ、クリアランスゼロにしてキャビンの屋根にもディフレクターを支持させればいいのではないか。
それで作ったのが写真のものだ。ディフレクターの下の縁にゴムを貼って、位置を下げてキャビンに密着させた。前は荷台の幌よりディフレクターのほうが少し高かったが、今回は少し低くなった。このほうが自然だろう。
幌骨とディフレクターの完成度が高まったので、TB1号にも同様のものを装備するか、それとも「平ボデー」のままにするか考えている。まあ、平ボデーが欲しい場面は稀なんだけど、まったく同じボディというのも面白みがない。今は全高の低い「高速仕様」の幌が付いているけど、ディフレクター付きの高い幌も空気抵抗では大差ないように感じる。それならいっそ、2.1メートル高で揃えようかな、という考えもあって、まだ決めかねている。
Posted at 2020/06/10 23:25:43 | |
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