
うちのサンバートラック(ダイハツハイゼットのOEM)にはスマアシIII-tなる安全運転支援装置がついている。しばらく乗っていて、この装置がしばしば警報を発することがわかった。それは、次のような場面である。
ひとつめは、高速道路を走っていて車線中央から端のほうに寄りそうになったときである。ドライバーの私は車が寄ったからといって急にハンドルを切って戻すのではなくて、車線の端まで流されつつゆっくりと中央に戻そうと考える。そうしないと車が蛇行して同乗者が車酔いするからだ。中央に戻ったと感づかれないくらいゆっくりである。しかし、スマアシはここで「ピピピ・・・」と大きな音のブザーを鳴らす。ものすごく慎重というか、ビビりな設定なのである。
もうひとつは、先行車が急停止したときである。先行車が急停止してもこちらも急停止するいわれはない。車間距離をとっているから、その車間距離をいっぱいに使ってできるだけ穏やかにブレーキを掛けようとする。そうしないと、同乗者がつんのめって疲れてしまうからである。ここでも、スマアシは「ピピピ・・・」と大きなブザーを鳴らす。一度は一瞬自動ブレーキが作動したことさえあった。十分停止できるブレーキを踏んでいるにもかかわらず、「念のため」かわからないが、出しゃばってくるのである。
メーカーに言わせれば最低レベルの技量のドライバーを対象に開発しているから、ということかもしれないが、「大きなお世話」と言わざるを得ない。もうすこし、洗練してほしいものだ。
Posted at 2019/09/29 23:37:14 | |
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