
トゥインゴで遠出してみた感想、今回は運転者の快適性について書いてみる。
まず、シートがなかなか優れている。特にバケットタイプになっているわけでもないのに体のホールド性が高いのだ。だから、カーブや段差で車がローリングしても、上体がゆさゆさと振り回されることがない。上体を支えるために腕に変な力を入れる必要がないから、いつもリラックスしていられる。全身がすっぽりと包み込まれるように支えられて、どこにも力が集中しない。もちろん、尻や腰が痛くなることもない。
次に、走行中の音についてである。トゥインゴはかなりうるさい車だ。エンジンの「ウィーン」という電気モーターのような音やタイヤノイズがゴーゴーと進入してきて音量としてはかなり高い。ただ、音質が低音中心でザワザワとした風切音の類はあまり進入してこない。音は大きいが耳障りではないので気にならない。
また、乗り心地については、硬いが鋭いショックはちゃんと吸収してくれるサスペンションのおかげでサイズを考えればかなり快適な部類に属する。ショックアブソーバーがよく仕事をしていて車体の姿勢変化が少ない。だから視線がブレることが少なくて疲労しにくい車だ。大入力でもまず底付きしない余裕のストロークと強力なダンピングが懐の深い乗り心地を作り出している。
最後に、視界が広いことも快適さに貢献していることを指摘しておく。スカットルが低くてAピラー基部が細く後ろよりに位置しているから、死角が小さくてとても見晴らしがいい。この見晴らしのよさは昔のプレリュードやCR-Xを思い出させる。
結論として、トゥインゴは一日中乗り続けてもほとんど疲れないという点でツアラーとしての資質を十分備えているといえる。
運転日報(トゥインゴ)
天候:曇り 一時 雨
積算走行距離:1866キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員:1~2名

Posted at 2010/08/03 22:00:37 | |
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