
今日はタムダオに行ってきた。そろそろ日中の最高気温が30℃になってきたので、少し涼もうという魂胆である。
このタムダオ、ベトナムでは珍しく急こう配が10キロ以上にわたって続く山岳道路になっている。登りでオーバーヒートする車や下りでブレーキ故障する車が多い。写真の対向車の運転手も前輪ブレーキのあたりを見ているので、油圧ディスクの前輪ブレーキがべーパーロックを起こしたのだろう。機械式ドラムの後輪ブレーキは使えるので止まれたようだ。ベトナムには急で長い下り坂がほとんどないので、ブレーキ故障に関する知識も乏しい。エンジンブレーキが弱いスクーターで二人乗りして坂を下るうち、あっさりとべーパーロックを起こしている車を毎回複数見かける。
ただでさえ走りにくいタムダオの山道なのだが、今は拡幅工事をしているため、路面に土砂が広がってもっと走りにくくなっている。正直言って、こんな路面だとタイヤのパターンがどうとか重量配分がオフローダーとか一切関係ない。ブレーキを掛けていないのにタイヤがズリズリ流れる。「滑っても倒れなければどうってことない」とは思うものの、ヒヤヒヤする。25キロしか出してないし、ほとんどバンクさせなくてもこれだから、「慎重にゆっくり走れば大丈夫」というレベルではない。
タムダオから帰って洗車屋さんに持って行ってきれいにしてもらった。ガソリンも入れて家に戻ろうとしたら、家に続く道の入り口にコンクリートポンプが置いてある。
そして、そのコンクリートポンプから太い鉄パイプでずっと家への道順に圧送路を設置してある。しかも、それが道の真ん中にあるから、何度かその鉄パイプを乗り越えなければならない。
鉄パイプの脇に土嚢を置いて、「ここを越えてください」としてあるが、カブサイズに合わせて作られているため、Versysではスムーズに乗り越えられない。大きすぎてパイプに直角にアプローチできないから、後輪が空転しながら横滑りして土嚢から落ちそうになるし、後輪が土嚢に乗っていると足が届かない。まるでトライアル競技のように足を着かず(着けず)にパイプを乗り越えなければならず、ミラーとナックルガードを塀に少し擦ってしまった。
日本なら「腕に自信がないし、バイクが大きいから悪路や狭いところには入らない」で済むかもしれないが、ベトナムではそうはいかない。バイクを自分の手足のように扱えるように、バイク選びは慎重にしなければならないし、技術向上に努めなければならない。
タムダオはバイク乗りに有名な「峠」なので、いろんなバイクが集まってくる。今回見かけたのは、
ドゥカティ。あっちの運転手、タンデムの女性ともこっちをガン見してる。
よくわからないんだけど、SUZUKIのV-STROM?
もう一台のV-STROM?
何かのアメリカン
これもよくわからないが、女性ライダーっぽい。
Posted at 2018/03/31 22:01:17 | |
トラックバック(0) |
ベトナム | クルマ