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2005年07月10日 イイね!

危険予知 プロフェッショナル編

危険予知 プロフェッショナル編あなたは雨の中、空車の4トントラックを運転して、幹線道路の下り坂の交差点に差し掛かろうとしています。ちょうど信号が黄色に変わりました。交差点まではまだ距離があるので停止しようと判断しました。あなたは何に注意しますか?



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正解は、たぶん止まれないので左右から進入してくる車をホーン・パッシングで威嚇する、である。トラックは荷物を積載した状態で適正になるよう前後のブレーキ力が配分されている。空車のときには、後輪のブレーキが効きすぎるのだ。ブレーキを踏んだ瞬間、後輪がロックし、車両の姿勢が崩れる。長くて幅も広いから、すぐ車体が車線からはみだしてしまう。あわててブレーキを離しても、なかなか回転が戻らずずっと滑走を続けてしまう。ブレーキを離している間は当然減速しないから、結局停止できずに交差点を通過してしまうことになるのだ。
 このような事態は、ABSの装備によって簡単に回避できる。しかし、トラックにABSはなかなか普及しない。トラックを購入するのはドライバーではなく事業主である。事業主は運賃収入に反映しないような支出は一切したがらない。エアーサスペンションは荷主が輸送品質向上を求めるため採用するが、ABSは「無駄な装備」とみなされてしまうのだ。乗用車ではABSにより事故を回避できるようなケースはそう多くないと思われるが、標準装備されている例が多い。一方、トラックにおいては絶大な効果があるにもかかわらず、採用されないのである。
 先のJRの脱線事故でも、ATSの未整備が指摘された。トラックのABS未装備も、営利企業に「安全第一」など期待するのは所詮無理であることを示しているように思われる。

運転日報

天候:雨 
走行距離:112キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
積載:100㎏未満
Posted at 2005/07/10 19:44:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 交通安全 | クルマ

プロフィール

「老化 http://cvw.jp/b/122990/48818610/
何シテル?   12/14 21:50
日本、米国、そしてベトナムで運転してきました。国が変わっても運転好きは変わりません。 ふとした思いつきからトラックボディ制作、始めました。

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