
連休二日目の今日も暖かな行楽日和。混雑するのはわかっているけど蔵王に出かけた。エコーラインでスタッドレスのドライ性能をチェックすることができた。
まず、昨日のブログで「パターンノイズがあまり聞こえない」と述べたが、「聞こえない」のではなく、「周波数が違う」ということに気が付いた。普通スタッドレスは「ひわひわ・・・・」というような高周波のノイズを出すのだが、ハンコックの場合「ぶ~ん」というような低い周波数の音なのだ。クロカン4WDにオフロードタイヤを入れたときのようなゴロゴロした音だ。ちょうどボンゴのエンジン音と重なるのでパターンノイズだと気づかなかっただけで、音そのものはけっこう大きいし、振動も伴う。
次に、ドライグリップであるが、これはスタッドレスの標準からいっても滅法低いというべきだ。最初は様子を見ながらそろそろ走っていたのだが、後続車が来たのでペースを上げてみた。すると、いきなり四輪ドリフトを意図せずにキメることになってしまった。ルームミラーの中で後続車が急に「引いた」ことは言うまでもない。このグリップではドライ路面での運転にはとても神経を使う。あまり雪道を走る機会がないというようなユーザーには薦められない。
ゴロゴロした感触や低いドライグリップはちょうど日本の10年以上前のスタッドレスのレベルだと感じた。

前の195/70から今回205/65にタイヤ幅が広がったわけだが、本当にギリギリ入ったようだ。写真はハンドルをいっぱい切ったときのタイヤ内側とサスペンションの隙間に鉛筆を差し込んだものだが、芯の部分までしか入らない。ノギスで測るとわずか3ミリしかなかった。

フェンダーとの隙間も最小限だ。フェンダーの一番上の部分よりもタイヤが入っていればいいと思っている人もいるようだが、基準では垂直から前方30度、後方50度の範囲が入っていなければならない。タイヤの腹(サイドウォール)がぷっくり出ていて、これもギリギリ入っている状態だ。
このようにタイヤ幅を広げているにもかかわらずドライグリップが低いのは意外である。肝心の冬道での性能はどうなのだろう・・・?
運転日報
天候:晴れ
走行距離:201キロ
走行条件:市街地・郊外一般道・山岳道
積載:100㎏以上200kg未満
Posted at 2006/11/04 19:18:41 | |
トラックバック(0) |
梵語 | クルマ