
近くの青いお店にジュークの試乗に行ってきた。
乗ってみると、「予想したよりよくできている」というのが正直な感想だ。ジュークのような車種は量販車種(ノートやティーダ)の部品を流用して作るので、だいたいどのような仕上がりになるのか予想可能なのだ。実際、中立付近で妙にねばるような抵抗感のあるパワーステアリングや「ビーン」と甲高い音で回るエンジンがノートやティーダと共通である。しかし、ロードノイズの遮断やハーシュネスのカットはジュークのほうが一枚上手で、タイヤ径が大きいこともあり路面の不整をしなやかにいなしていく。ホイールベースが短いのでピッチング方向の揺れはある程度生ずるものの、ワイドトレッドのおかげでロールが小さく快適な乗り心地である。また、この種の車につきものの足回りがブヨブヨと無駄に動く感触がなくて、普通のコンパクトカーのようにしっかりとした乗り味である。ステアリングの正確さや反応の良さもノートやキューブよりも優れている(試乗車はオプションの17インチホイール装着車)。運転して楽しい味付けだといえる。CVTも改良がすすんでエンジンが無駄に空転しているような「CVTらしさ」はほとんど感じられなかった。それでも、「これにMTモデルがあればなあ」というのが本音ではある。
コンパクトカーで十分だけれども、室内容積を最優先したような「ミニバン風」はイヤだという人にはもってこいだと思うし、運転する楽しさが備わっているのもよい点だ。1500NAのエンジンはさすがに非力と感じるが、燃費がよさそうなのでよしとしよう。秋には1600ターボの4WDが出るらしいが、燃費を考えると4WDはいらなくてFWDで十分だと思った。
運転日報(産婆)
天候:曇り
積算走行距離:23805キロ
走行条件:市街地
乗員:3名

Posted at 2010/06/13 22:39:09 | |
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