
近頃、マフラーから白煙を出して走っている車を多く見かける。オイル上がりかオイル下がりの症状で、エンジン修理が必要な整備不良車である。10年以上前の軽自動車によく見られるが、それほど古くない車も目立つ。写真のヴィッツも加速時にもうもうと白煙を出していたが、最近販売された車と思われる。
日本車のエンジンはとにかく丈夫で耐久性が高いことで知られてきた。オーバーホールなしで20~30万キロ、故障知らずで使えるのが当然で、メンテナンスさえきちんとしていれば「エンコ」とは無縁でいられるのが日本車の常識だった。メンテナンスといってもオイル交換はマニュアルどおりに1万5000キロ、あとは10万キロでタイミングベルト交換という最低限度のもので十分だった。こうした日本車の耐久性は砂漠や極寒といった命にかかわる過酷な環境で暮らす人々(アフリカや北欧、中央アジア等)に「日本車の耐久性神話」として語り継がれるまでになっていると聞く。
しかし、最近の「白煙もくもく」な日本車の多さはどうしたことだろう。1万5000キロでのオイル交換といった最低限度のメンテナンスを怠っている人が多いということだろうか。それとも、「神話」はもう過去のものになってしまったのだろうか。白煙を吐くようになったエンジンが保証修理の対象になるのかどうかも気になるところである。写真のヴィッツはまだ保証期間内だろうから・・・。
運転日報(スプラッシュ)
天候:くもり
積算走行距離:14538キロ
走行条件:市街地
乗員1~3名

Posted at 2011/10/30 20:54:04 | |
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