素浪人☆のブログ一覧

　朝起きると外は雪が本降りで車にも積もっている。「まだ降ってるのかよ」とボヤきつつ家を出ると、町内の市道が渋滞していて進めない。いつもなら市道は除雪車が来るのだが、今回の雪では一度も来ることがなかった。「それでもなんとかしないと」と人力で雪かきした人もいれば、「除雪車が来るまでどうしようもない」と諦めた人もいる。その諦めた人の家の前で車がスタックし、にっちもさっちもいかなくなっていた。

　市道から国道に出るまで、普段なら5分程度のところを30分以上かかり、早めに家を出た分の余裕が帳消しになってしまった。国道は県境の峠で通行止めになっている影響で交通量が少なく順調に進む。そして、通行止めのバリケードのところで運転席の窓を下ろし、誘導員に「この先の集落まで行くだけだから」と説明して通してもらう。アイスバーンで激しくホイールスピンしながら窓を上げようとスイッチを引き上げると・・・・なんと動かない。氷点下の吹雪の中、運転席の窓全開で走る羽目になってしまった。

　職場に着いて、ドアを叩いたりガラスをつまんで引っ張ったりしたがどうしても窓は閉まらない。これは困ったことになった。keiの駐車場には屋根がない。ビニールで塞いだとしても、今度は車上狙いの恰好の標的になりそうである。それに、Keiの替わりに３０８を営業車に使うにしても、雪から掘り出してやらないと使えない。やむを得ず窓全開のまま自宅近くの修理工場まで戻り、Keiを預けて代車を借りてきた。修理工場の見立てではウインドウレギュレータとモーターの交換で2万数千円かかるそうだ。

　代車はプレオ＋（ミラ・イース）である。悪夢のようなステアリングフィールと悪い見本のような乗り心地とハンドリングで、10分乗ったら腰が痛くなるシートを備えている。たまに「Keiの後継はこんなのでいいかも」と思うが、実際乗ってみると「いくらなんでもこれはナイでしょ」と思う。８０万円台と１２０万円台では同じ軽自動車でも相当な違いがある。「動きさえすればいい」というような割り切った発想の人でないと、このクラスの軽自動車は勧められない。