
good luckだったか、それともbad luck だったか...
前の記事で「中古車の修理費は同種の新車の年間の減価償却費の半分が目安」と書いたところ複数のコメントをいただいたのでもう少し詳しく説明しておきたいと思う。これは、法定耐用年数(普通車6年、軽自動車4年)を過ぎた中古車を買う場合、「同種の車を新車で買うのと2、3年間の費用にどれだけ差があるか」を意識するのが通常であることから、それが半分なら「得した気分」になれるだろうという趣旨である。
そして、この基準は中古車の購入価格も含んで考える。たとえば、新車価格120万円の軽自動車を購入する場合、前述の基準からいうと年間予算は15万円になる。中古車を4月に購入する場合、その年度の償却期間は1年の三分の二になるので予算は10万円。中古車の本体価格が15万円だとすると最初の年度は5万円オーバーである。この5万円は次年度に繰り越す。そうすると次年度の修理費の予算は10万円である。
もし、中古車の本体価格が30万円だとすると、最初の年度は20万円オーバーである。これを次年度に繰り越すと修理費の予算は▲5万円。したがってさらに次年度に繰り越して予算10万円と考える。
そう考えると、30万円の中古車を買う場合には、最初の1、2年は大きな故障が起こらないであろう良質な個体を買わないと、基準をオーバーしてしまうことになる。そのあたりの見極めを慎重に行う必要がある。
うちのkeiにあてはめると、年間の予算15万円のところ、本体価格15万円で4月に購入した。初年度はブレーキオーバーホールに5千円使っただけなので、次年度の予算は15万円-5万円ー5千円で9万5千円。ウインドウ修理で3万円、ショック交換で6万円だから本年度の予算はほとんど使ってしまった。それで、もうこれ以上壊れないことを祈っている次第である。
もっとも、中古車を購入した場合には購入金額の差額分の利息やローンを組んだ場合の利払いなど、節約になっている部分はいろいろあるので、この「減価償却の半分」基準は達成できれば上出来という話である。
Posted at 2014/03/12 21:49:10 | |
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