
ときどき自分のバイクが日本ブランドの日本製であることを熱く語ってくる人がいる。また、ベトナム人と工業製品について話をしているときに「これは日本のブランドだけど、中国製だからダメです」という発言によく出くわす。ベトナム人の価値観では、工業製品の評価をブランド/製造国で言うと日、韓・台、中、越について以下のようになるようだ
日/日>>日/越>韓・台/韓・台=韓・台/越>>>
越えられない壁
>>日/中>>中/越=韓・台/中>>中/中
(ランク外)越/越
どうも中国が絡むと、それが製造国であっても極端に避けられる傾向にあるようだ。確かに中国ブランドの中国製の中には「Handa」「Yamaho」みたいな紛らわしいエンブレムを付けた粗悪なコピー製品が多く、最悪の評価を受けるのはやむをえないと思うが、日本ブランドでも中国で製造してしまうとダメらしい。
どうやら、世界中に出稼ぎしているベトナム人が、現地の工場で労働するうちに品質管理の現実を見てしまうようなのだ。また、ベトナム国内の工場でも各国企業の製造品質を労働者の立場で知ることになる。「中の人」の認識だから信憑性があるのだろう。彼らは頑なに「中国=粗悪品」の認識を変えようとはしない。
でも、日本で製造している工業製品って最近はほとんど見かけない。ベトナムの消費者はその点で常に妥協を強いられているようである。
Posted at 2015/03/20 00:53:41 | |
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