
私がベトナム人扱いされているという話は何度か書いてきたが、最近、タクシーの乗り方もベトナム人扱いされているらしいことに気がついた。
写真はハノイで走っているタクシーの種類を示す。左側はリッターカーのミニタクシー、右側はカローラ、サニークラスの普通タクシーである。このほかにミニバンタイプのものもあるが、料金は小さいものほど安い。日本人が通りでタクシーに乗ろうとするとき、普通タクシーが寄ってくる。スッと静かに停車してドライバーは黙っている。そういう大人しいドライバーが日本人の好みだと思っているのだろう。それも、ハノイタクシーグループかマイリンタクシーのような大手のタクシー会社しか寄ってこない。日本人は特定の大手会社しか利用しないと決めている人が多いからだ。
ところが、私が通りに出るとミニタクシーが寄ってくる。それも小さい会社のやつだ。そして、開いた窓から「お客さん!乗ってってよ!(ベトナム語のため想像)」と叫ぶ。私も躊躇いなく声をかけてきた小さい安いタクシーを選ぶ。そこからは、運転手はベトナム語で矢継ぎ早に「どっちの道から行く?ここ右折する?それともまっすぐ行って次を右折?○×通りの何番地だい?(これくらいはベトナム語でもわかる)」などと聞いてくる。私もそれに応じて「ゼ・チャイ(左折)」「ゼ・ファイ(右折)」「ディ・タン(まっすぐ)」と適宜指示して走る。最後に「ズン・オ・デイ(ここで止まって)」と指示すると、時々運賃を負けてくれる。今日は支払った額よりもかなり多めにレシートを切ってくれた(後で気づいた)。
こういう安いミニタクシーが日本人に寄ってこないのは、日本人が最初からそういうタクシーに乗らないと決めていることと、運転手とやり取りしながら順路を指示してもらえないのでめんどくさいからだろうと想像している。にもかかわらず私のところには寄ってくるのは乗せるまで私が日本人だとは思わなかったからだろう。ひょっとすると降ろすまで日本人とは思わなかったかもしれない。そこまで日本人扱いされない理由はいったい何なのか・・・。
とりあえず、安くタクシーに乗れるから良しとしよう。
Posted at 2015/04/16 22:29:08 | |
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