
バイク観察をしてみる。レンタルバイクなので「弄り」などはできないので点検と観察をするのである。
メーター。160キロまでありレーサーなみの高性能を予感させる。が、よく見ると各ギアの守備範囲を示す表示に「5」が無い。このバイクは4速だから、4速の上限、110キロが限界速度になる。120キロまであれば十分なので、残りの40キロ分は表示することがない「はったり」である。
ラベル。ベトナム生産の国産車であるが、日本のホンダ本社の表示は欠かせない。「日本のホンダ」に価値があるのだ。ちなみに、どこから見てもホンダのバイクにそっくりなのだが、メーカー名は中国の何某かになっているコピー商品が氾濫している。「日本のホンダ」純正のバイクであることが特別な意味を持つのである。
タイヤもベトナム製「チェン シン タイヤ」。
以前のホンダエンジンはヘッドカバーにも冷却フィンがたくさん付いていたのに、今はつるんとした形状になっている。シリンダーやヘッドの材質が変わったのだろうか。
タイヤ空気圧のラベル。「運転する人と後席に座る人」のように回りくどい表現になるのがベトナム語の特徴。
ところで、自動車の通行区分はどうして世界で統一されないのだろうか。日本のように島国ならまだしも、大陸では国境を車で越えることは珍しくない。その際、ベトナムとカンボジアは右側通行なのに、タイは左側通行だというのはいかにも不便である。バイクならどうということはないが、四輪だと右ハンドル、左ハンドルの違いがあるので安全面にも影響する。人口比でいけば右側通行のほうが多いので、右側通行に統一すればいいのにと思う。道路標示や標識の変更、料金所の構造、使用中の右ハンドル車をどうするかなど困難が多いことは解る。しかし、一度やってしまえば後のメリットは永続的で多大なものがあると思う。過去にスウェーデンや沖縄で通行区分を変更した前例もあることだし・・・景気刺激策の目玉としてやってみてはどうだろう。
通行区分なんてあってないような国もあるが(苦笑)。
Posted at 2015/05/10 15:43:29 | |
トラックバック(0) |
ベトナム | クルマ