
ベトナムでは無免許でバイクに乗っている外国人が多い、ということを何度か書いてきた。「外国人は警察に止められないから平気」ということもよく聞く。果たして実際はどうなのだろうか。
写真で右側の軽トラックの脇に立っているベージュの制服が交通警察である。この交差点は日常的に取り締まりを行っているポイントで、いつもバイクがたくさん止められている。それも、どうしてそのバイクが止められたのか傍目にはよくわからない。手当たりしだいに止めているように見えるのだ。
こういう警察官のそばを通るとき、よくこちらに警棒を向けて「おまえ、こっち来い」という動作をされることがある。でも、もっと近づくと「あ、間違った」みたいに警棒をすっと降ろす。これは想像だが、遠くにいるときは三人乗りしていてアジア系なのでベトナム人風に見えるのに、近づいてみるとARAIのヘルメットを被っていたり全身プロテクターだったりして明らかに外国人だとわかるのだろう。「外国人はめんどくさいからスルー」な様子が伺える。
とすれば、これは勧めているわけではないが、ベトナムで無免許でバイクに乗るときは一見明らかに外国人風にしておけば警察にとめられにくいということだろう。日本人のブログ記事などでベトナムで警官に止められたという話を読むことがあるが、そういう人はベトナムヘルメットにTシャツ、短パン、サンダル履きといった紛らわしい格好で乗っていたのではないだろうか。肌や髪の色が違う西洋人なら間違うことはないが、日本人ならヘルメット、プロテクターで「外国人アピール」する必要がある。そうすれば訳のわからない「取り締まり」にあって面倒な目にあう可能性はかなり低いと思う。
もっとも、信号無視など交通違反をした場合はその限りではないようなので、交通ルールは遵守しなければならない。
Posted at 2015/05/24 23:23:02 | |
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