
ある朝、遅刻ギリギリで家を出ようと玄関の鍵を回したら、ポロっと折れた。鍵穴には折れた鍵が残り、鍵穴から出ている部分はそっくり折れてしまった。ベトナムの玄関ドアは内側からも外側からも鍵がなければ施錠、開錠できないものが多い。しばらく考えていたが、マイナスドライバーを鍵穴に差し込んで回すことで開錠できた。
鍵が折れた原因だが、鍵自体が薄くて弱いことに加えて錠を開け閉めするのにものすごく力が要るからだと思う。うちの娘では操作できないほど固いのだ。大人の力でなんとか操作できるものの、鍵には負荷がかかりそのうち折れてしまう。ベトナムでは工業製品の品質が低くて泣かされることが多いが、錠の品質もかなり問題ありだと思う。先日
門の南京錠が開かず門を乗り越えたという記事をアップした。そういう事件はベトナムでは日常茶飯に起こる。日本で普及しているMIWAロックなどの錠はなんの手入れもしなくても上質な操作感を保っていて、日本にいるとそれが当たり前のように思っているけれども、実はすごいことなのかもしれない。
ちなみに、ベトナムではドアというドアにはすべて鍵をかけるのが当たり前で、窓には鉄格子を嵌めるのが当然であるから、鍵を無くすと家に閉じ込められる事態になる。また、家にかかっているすべての鍵の鍵束はかなりの重さになる。それに比べると日本は平和で安全な国なのだと実感させられる。ベランダには忍び返しもなく、ガラス窓を壊せば簡単に侵入できてしまうけど、それでも平気なのだから・・・。
Posted at 2016/11/17 00:35:36 | |
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