
9月にメイン車両のKeiを手放すことに決めた。新しいブレーキローターやパッドを入れたところなのに、もったいないという思いもある。ややエンジン性能が低下しているように感じられ、状況によってはマフラーから白煙を吹くようにはなっているものの、まだまだ元気に走っていて、カヤバのショックを入れた足回りもしっかりしている。それでも手放そうとおもったのは、この11月で車齢15年に達するからである。私は、2000年以降に販売された車の使用期限は15年と考えている。なぜなら、エアバッグとシートベルトプリテンショナーの信頼性が15年しか確保されないと考えるからだ。
15年という数字にメーカー保証などの裏付けがあるわけではない。ただ、自動車の平均的な寿命が10年程度であることを考えると、平均+α程度の信頼性は通常確保されているだろうと思う。特にシートベルト、エアバッグは人命に影響する重要保安部品で、しかも定期交換が予定されているものではないので、余裕をもった品質で作られているだろうから、15年はいけるだろうという推測である。
また、2000年以降に販売された車は、という部分については、この時期からほとんどすべての車がオフセット衝突試験に対応したボディ構造を採用するようになったからだ。オフセット衝突試験に対応するために、車体前部の剛性が高められているので、フルラップ衝突では車室に伝わる衝撃が大きくなる。オフセット衝突試験対応有無での車体前部の剛性の違いは下の動画で見ることができる。
車体の剛性を高めて、車室に伝わる衝撃が大きいことはシートベルトプリテンショナーとエアバッグで拘束効果を高めて傷害値を下げようというのが基本設計になっており、もしプリテンショナーとエアバッグが作動しなかったり、作動のタイミングが遅れると乗員の被害が大きくなることが予想される。ブレーキやタイヤなどは点検して機能が完全か確かめることができるが、エアバッグなどはぶっつけ本番、事前にテストするわけにいかないので、信頼性が担保できなくなったら使用できない、という結論になるのである。
別の角度から見ると、今後10~15年以上経過したエアバッグ搭載車が事故を起こし、エアバッグが不作動、あるいは異常爆発し人身事故になった場合、メーカーの責任はどうなるのかという問題も出てくると思う。使用期限を明示しなかったメーカーの責任なのか、そんな古い車をいつまでも使っているユーザーの責任なのか、ということだ。エアバッグの不具合と負傷の因果関係の立証など、ユーザー側は大変そうだが、訴訟大国のアメリカあたりならありそうな争訟だと思う。私は争い事は好きではないので車を代替することにしたというのが本音である。
Posted at 2017/08/16 01:21:36 | |
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