
妻とタンデムでドーソン海岸に行ってきた。海にこそ入らなかったが、浜のレストランでエビやカニを堪能し、けっこう満足して帰ってきた。VERSYSに妻を乗せるのはこれが初めてだが、「高くて見晴らしがいいので気持ちいい」とのことだった。荷物の積載はトップケースとタンクバッグで、そこからはみ出す雨具はトップケースの上にネットで固定した。一泊ならこれでいいが、二泊以上だともう少し積載力が必要そうである。
その道中でのこと。国道5号線をハイフォンに向かって走っていたら、ちょっと前が詰まったようになった。おばさんが自転車に露天商の商売道具を満載にして押して歩いているのである。そのおばさんを3人乗りのスクーターがゆっくり追い越そうとしているのでみな減速しているのである。私も65キロから30キロ前後まで減速して、後方の様子をバックミラー越しにうかがっていた。すると・・・。
白いスクーターがかなりの勢いで接近してくるのを左のミラーでとらえた。
そのスクーターからは私達の陰になって自転車のおばちゃんが見えないのだろう。左から右に進路を変更して、私達を右側から追い越そうとした。
右側に出た瞬間、おばちゃんに気付いてフルブレーキをかけ、スキール音とともに一瞬私達と並んだ。右のミラーの下に白いスクーターのフロントフェンダーが見えている。
私も何か事故回避に協力できないかとブレーキレバーに指をかけたが、タイミングが悪すぎた。白いスクーターは逃げ場を失い、自転車のおばちゃんに追突した。「バキッ」と大きな音がしたが、衝突速度はおそらく15~20キロ程度なので、大きな怪我はしていないだろう。
このように、道路の端っこは何があるかわからないので、右側通行なら右側追い越し、左側通行なら左側追い越しは危険である。バイクだとついやってしまうのだが、勢いよく右に出て追い越すというのは最悪である。また、ベトナムを自転車で旅行したいという話をよく聞くのだが、日中でもいつバイクが突っ込んでくるかわからないので、けっこう危ない。交通量の多い国道のようなところはできるだけ避けたほうがいいだろう。
Posted at 2018/09/02 23:55:48 | |
トラックバック(0) |
ベトナム | クルマ