
私が今請け負っている宅配の業務では、スマホに入れたアプリを通して配達経路や配達状況の管理を行っている。そして、多くのドライバーが、スマホのバッテリー切れに悩んでいる。業務中、スマホのバッテリーゲージが見る見るうちに減っていくのだ。
なぜそんなにバッテリーを食うのかというと、まず、ナビゲーションを使うため画面が常時点灯していることが原因である。特に日中は画面照度を上げるため電力消費が大きい。次に、電波の受発信が多いからだ。GPS、データ通信(位置情報、地図情報、荷物の付随情報)はほとんど常時で、地図ソフトも専用アプリ、Googlemap、ゼンリン配達アプリの3本立てが普通なので、データ通信料も膨大になる。さらに、バーコードをスキャンするためのストロボの使用なども重なり8時間のシフト時間をカバーすることはほとんど無理である。
そのため、モバイルバッテリーや自動車からのUSB充電ケーブルを繋ぎっぱなしにすることになるのだが、今度はUSBのコネクターが壊れてしまった。配達中はスマホを車外に持ち出すので、そのたびにコネクターを抜き差ししていたら、耐久性が追い付かなかった。1日100回、一月に2000回の抜き差しなんて想定外なのだろう。
解決策として、配達専用スマホを作ってみた。5000mAh以上の大容量バッテリーを持つスマホで、余計なアプリが入っていないピュアアンドロイドのものに、専用アプリ、ゼンリン配達アプリだけを入れたものだ。これでなんとか、8時間充電なしにもつようになった。100%で開始して、25%残る。充電ケーブルの抜き差しが無くなった分、配達スピードも向上した。ただし、バッテリー残量わずかになってから充電してもほとんど充電されない(使用量が多すぎる)ため、予備のスマホは必須である。
どんなことにも改善の余地はあるもので、幌骨のドア、幌のゴムバンドの改良、照明の増設、スマホ2台積み、充電ケーブルの廃止で目的地探しから再発進までの配達1件あたりの所要時間は大幅に短縮された。それから、Google先生の大ボケは「ハイタッチ!drive」の画面を別のスマホに表示させ、Google先生の意見と照らし合わせれば、すばやく見抜けることもわかった。だんだんノウハウが蓄積されてきて、少しプロっぽく(?)なりつつある。
Posted at 2020/02/16 01:34:51 | |
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