
変な雲…と思い写真を撮ったが、翌朝起こった地震でバタバタしていてアップが遅れた。山の上にかかる傘雲に似ているが、山ではない。「青葉山」といえども、本格的な山ではないのだ。
ここ数日、地震があったり大雨降ったり強風吹いたり雹が降ったりと慌ただしかった。一番困ったのはエレベーターが多数停止したことだ。さすがに30階とかあるタワマンは再起動が早かったが、中層のマンションなどは復旧が遅れ、6階、7階まで歩いて上り下りすることになった。この、地震のたびにエレベーターが止まり、配管が破れ、外壁のタイルが崩落するという現象は、マンション購入の際に考慮に入れておく必要があるだろう。耐震基準に適った建物でも、それは「倒壊しない」というだけで、震度6程度の揺れでは損傷を受ける。建物本体だけではなく、若林区や宮城野区のような地盤が緩い地域では、敷地の沈降でエントランスが浮き上がってしまったり、敷地のタイルが捲れ上がる被害も出ている。それらの補修費は、保険で出る部分以外は所有者たちで分担する必要がある。
しかも、「震度6程度の地震」に遭遇する確率が、異常に高い気がする。10年前の3.11で1回、4月の余震で1回、そして今年2月の地震である。10年のうちに3回あった。この2月の地震で壊れた建物は今破損個所の修理に取り掛かっているようだが、またすぐに壊れそうな気がする。仙台市だけではなく、首都圏の直下型の心配があるし、東海、近畿の都市も南海トラフの地震が予想されている。それらの地震が起こるとき、仙台市と同じように前震とも余震ともいえるような頻繁な地震に見舞われるかもしれない。そうすると、マンションのエレベーターが止まり、配管が破れ、外壁が崩れる…。広範囲でそれが起こると修理業者の手も回らない。
そんな記事を書いているうちにまた揺れている。今のは震度2くらいか。日本では地震は「日常」で、震度6は「ときどきある」程度の認識でいるほうがよいみたいだ。
Posted at 2021/05/05 03:15:01 | |
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