
開発を進めている軽トラウイング、デザインを変更して軽量化をしている。このウイングボディは「積荷」扱いなので、それ自体の重量が積載量に影響するのである。ボディが50㎏ならば、積荷は300㎏しか積めなくなる。そこで、「グラム作戦」で軽量化を図るわけだが、重量に大きく影響する要素として「幌」の存在が挙げられる。まず、幌そのものが重い。それに、幌を張るためのゴムを止めるフックと強い力に耐える構造が要る。幌を廃して屋根を全部プラスチックで構成してしまえば、かなりの軽量化ができるはずだ。
そのほかに、ボディ前面の壁が一部二重になっているのも、重量が嵩む原因になっている。大きなトラックでは、運転席の背後の壁と荷台の前端の壁の2枚があるが、軽トラックは運転席の背後の壁が荷台の壁でもあるので、本来ここに壁は必要ないはずである。今は雨の侵入を防ぐための壁があるが、これをウイングの一部にしてしまえば壁は1枚で済む。以前からそれを考えていたが、ポリカーボネート板の曲線切断が難しいため、保留にしていたものだ。ウイングがキャビンに接する部分は曲線で、気密性を考えれば正確にカットする必要がある。
これらの課題を解決するために、冒頭の画像の作業台と下の写真の充電式ジグソーを導入した。

まずジグソーを使ってべニア板で型を作り、それに沿ってポリカ板を切断してキャビンの曲面にフィットさせる。この部分のパネルが作れれば、あとは屋根をポリカ板で構成すればいいので、幌を廃することもできる。幌を廃すれば、幌を固定するため前後左右に計6個あるフックとそれを固定する部材も無くせる。全体で2~3㎏程度の軽量化になるはず。
そして、フックのなくなった側面の1800X800程度のスペースには、ステッカーを使って社名などを表示する広告スペースにできる。これで、当初のデザイン案の内容はすべて実現できることになる。
完成版ができあがったら、広告を貼り付けて各地をお披露目(営業)行脚する予定。
Posted at 2024/10/16 20:49:55 | |
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