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　電動アシスト自転車のバッテリーを、とうとう使い切った。仙台市街にいるときに残量が10％で、すでに表示が点滅していたが、計算上ギリギリ帰宅できるはずなので、アシストモードを「強」から「オート（中）」に切り替え、帰途についた。

　アシストモードを「オート」にしたせいでペダルが重い。重いのに、バッテリー残量の数値はどんどん減っていく。９→８→７→6→５ときて、次は４ではなく、０だった。０の表示になっても100mほどはアシストが維持されていたが、そのうち断続するようになり、パタッと途切れた。家から３㎞ほどの地点である。その後はヘッドライトと回生ブレーキの機能だけ維持され、アシストはストップした。今回は試せなかったが、長い下り坂があれば回生した電力でアシストを復活させることもできるだろう。

　それにしても、なんだかバッテリー消費が激しい気がする。仙台市街から我が家まで、10㎞の道のりを走るのに５％バッテリーを消費する、と以前書いた。実際、11月の記事では５％消費で帰宅している。思うに、これは気温が低いことが影響しているのではないか。今回の気温は０℃前後で、バッテリーにとっては厳しいらしい。以前リーフのモニター試乗をしたときの記事でも指摘したが、低温下（氷点下）ではバッテリーの性能が著しく低下する。近年は仙台でそんなに冷え込むことは滅多にないが、もっと寒い地方だと、BEV等のバッテリーが低温下で性能低下するのは問題になるのではないか。電チャリならバッテリーが切れたら足で漕ぐことができるが、BEVだとお手上げだ。世界には、車が止まったら命に係わるような場所もあるから、やっぱりそういうところではディーゼルエンジンのほうが頼もしい。