
今日の社用車はシビックフェリオ。この型のシビックに乗るのは初めてなので、じっくりと乗ってみた。
まず、この頃のホンダ車の特徴のようだが、サスペンションがほとんどストロークしないことに驚く。突っ張ったように硬く、道路の段差でひょこひょことボディが揺さぶられる。それだけなら「乗り心地が悪い」で済むのだが、カーブの途中で段差があるとホイールが弾んで路面から離れてしまい、不意に横っ飛びするのには閉口する。やはりサスペンションにはある程度のストロークが必要で、路面の凹凸への追従性を高めるようにセッティングする必要があると思う。
次に、直進性と操舵性についてだが、凹凸のある路面ではサスペンションが機能しない分タイヤに前後方向の入力が大きく働くようで、ハンドルに鋭いショックを伝え、進路も乱されがちだ。また、ハンドルを切ったときにロールが少なくてしかも速いのでピクピクとした応答をする。さらに、フロントとリアのロールセンターやロール剛性のバランスが悪くて、車の前後のサスペンションがばらばらに旋回しようとする(言葉で説明するのが難しい現象)のは興ざめだ。ロールが速くて少ないため初期の反応は鋭い+リヤが旋回しはじめるのがワンテンポ遅れるという組み合わせだと、車の荷重移動やヨーイングがドライバーの意図したとおりに起こらず、思うように操縦することが難しい。
運転して気持ちいい車ではないことは確かである。
運転日報(サンバー)
天候:晴れ
積算走行距離:6432キロ
走行条件:郊外一般道
積載:100㎏未満
Posted at 2007/12/27 21:22:19 | |
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