
マツダとスバルのディーラーに出かけた。マツダにはアクセラを見に行ったのだが、展示車にセダンが1台あっただけで、試乗車は無かった。セダンの後席で担当さんとかなりの時間話しこんでいたのだが、シートが大きく掛け心地が良くて、スペース的にも余裕でとても居心地が良かった。試乗車が用意できたらまた訪問するつもりである。
スバルにはレガシィとアウトバックの試乗車が完備していた。まずNA2.5のワゴンを試す。このモデルにはレガシィ初のCVTが搭載されているのだが、CVT特有のフリクション感やギクシャクした動きは感じられず、そう指摘されなければわからない程に洗練されていた。乗り心地がフラットで鋭いショックを有効に吸収し、それでもぐにゃぐにゃとブッシュが撓んでいる感触が無くてかっちりした一体感を保つサスペンション・ボディ・ステアリング系・エンジンマウント等の設計はレガシィの変わらぬ美点である。ステアリングのフィールはタイヤの接地感やキャスターアクションによる反力を素直に伝える好ましいもので、微舵に対する応答性や正確さも模範的である。ただ、電動パワステは操作したり保舵するときのパワーアシストに妙なクセがあり、「油圧のほうがいいなぁ」と感じさせる。ブレーキはかっちりしたタッチやコントロール性の良さで気持ちよく扱える。
続いて6気筒のアウトバックを試す。こちらは単独試乗だったのでコーナリング等も試してみた。アウトバックのオールシーズンタイヤはグリップレベルが低く、ちょっとペースを上げると「ザーッ」と流れるのだが、その流れた状態でもシャシーの基本性能が恐ろしく高いので、余裕をもって操縦できる。これは、雪道等の悪条件下でレガシィが「頼れる」理由の一番大きな部分である。ただ4WDであるだけでは、レガシィのような安定性は得られないのだ。電動パワステのマナーだけはただただ「残念」であるが、6気筒は4気筒よりもはるかに静かで、振動の少なさも一級品である。上り坂でフル加速を試みたが、極めて静かに、穏やかなまま強大なトルクで猛ダッシュする。その際に車の進路が少しもブレないのも印象的だ。このアウトバックは価格帯からいってもドイツ車がライバルであり、十分太刀打ちできる走行性能を有していると感じる。
6気筒のアウトバックはかなり魅力的なファミリーカーである。新型は室内空間が広がり、後席の足元など広大なスペースを有している。ドライバーの官能性能の点でも国産車の中ではピカイチである。燃費計が示していた「5.4Km/l」という数字を気にしなければ・・・。
運転日報(デミ夫)
天候:曇り 一時 雨
積算走行距離:23105キロ
走行条件:市街地
乗員:1名
<img src="http://nakanohito.jp/an/?u=118914&h=479409&w=48" border="0" width="48" height="48" alt="なかのひと"
Posted at 2009/06/13 20:48:06 | |
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