
新型プリウス、すごい売れ行きらしい。これだけ売れていると「自分も買ってみようかな」と思うのが人情である。なにかの拍子にうっかり契約してしまうかもしれないので、その前にプリウスに試乗してみた。
後席のスペースが広がり、普通のセダンと同じように使えることはよい点だ。しかし、実際運転してみて、ハンドリングとブレーキの操作性、および運転席シートの出来が「最悪」という結論に至った。まず、ハンドリングは路面からの感触や反力をまったく伝えず、船を操縦しているようである。タイヤと路面とのコンタクトの状況が伝わらず、「どれだけ回したか」という情報がすべてなので、テレビゲームのようだとも言える。さらに、ギア比がスローなので、普通に角を回るにもハンドルをぐるぐる回す必要があり、ノーズが重くて回頭性が悪いから、コーナリングが「苦痛」に感じられる。ブレーキはペダル操作と減速度の関係がリニアでなく、軽く踏んだだけで食らいつくように効く「カックンブレーキ」なので、交差点で止まる度にプライドが傷つく。もっと気になったのがシートの腰のあたりのホールドが無くて上体が振られてしまい、長時間の乗車は耐えられないことだ。
ハンドリング、ブレーキが「最悪」評価になってしまうのはインサイトと同様であり、その点でも両者が「好敵手」であることがよくわかる。うっかり買ってしまう前に試乗できて良かったと思う。
運転日報(デミ夫)
天候:曇り 時々 晴れ
積算走行距離:22930キロ
走行条件:市街地
乗員:1名
<img src="http://nakanohito.jp/an/?u=118914&h=479409&w=48" border="0" width="48" height="48" alt="なかのひと"
Posted at 2009/06/07 20:20:32 | |
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