
先日目撃した事故、映画のワンシーンのような派手な事故であった。
以降の事故状況は、路面に残されたタイヤ痕等からの推測である。
国道の緩やかな下り坂を走行していた乗用車が左側の歩道に乗り上げ、慌ててハンドルを右に切って対向車線にはみ出した。そこへ対向のトラックが来たのでパニック状態で左に急ハンドルを切ったところオーバーステア状態になり、道路沿いの駐車場に飛び込んで太さ30センチほどの立木に激突した。立木は真っ二つに折れて乗用車の上に倒れ掛かった。乗用車は駐車場にあったクリーニング屋のハイエースにも接触した。自動車の破損状態からすると、立木に衝突した際の速度は50キロ程度であろう。
このような激しい事故にもかかわらず、怪我らしい怪我をした人はいなかった。ドライバーが最後まで回避操作を諦めなかったことがよかったのだろう。国道をはさんで駐車場の反対側は崖になっていて、歩道に乗り上げた反動でそのまま転落しかねなかった。また、急ハンドルを切ってスピン気味に道路を飛び出さなければ、トラックと正面衝突したかもしれなかった。それに、駐車場の入り口には石垣があって、立木でなく石垣に衝突したらドライバーは大怪我をしただろう。駐車場や歩道に人がいなかったのも幸運だった。
このような幸運がいつも味方してくれるとは限らない。スピードの出しすぎと漫然運転は危険である。
運転日報(なし)

Posted at 2010/10/31 18:15:36 | |
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