
最近まで野性だった響子さんが眠っているところを見たことがない。萬次郎やカメ太は真っ白な瞼を閉じて爆睡しているのをよく見るのに、響子さんはいつもぱっちり目を開いている。私が寝ている深夜に眠っているのかもしれないが、本来カメはあまり眠らないものなのだろう。響子さんもそのうち人が見ていても眠るようになるのだろうか。
今日半月ぶりに308を運転した。別に乗れない理由があるわけではないのだが、混んだ街中の狭いパーキングに駐めるような用事が多く、自然とKeiばかり選んでいたのである。あまり乗らないと調子悪くなりそうなので、今日は308で出かけた。
先の記事で最近気分が沈みがちだと書いたが、今日はずいぶん気分がいい。なぜなら、308を運転しているととても気持ちよくて癒されるので、すっかり元気になってしまったからだ。1400回転から太いトルクを発生するエンジン、操作感のいいシフト、コントロール性に優れるブレーキのおかげで加減速は自由自在、そしてダイレクトで自然な感触のステアリングは「ハンドルを切って曲がる」というよりも「自分の意思のとおりに車が軌跡を描く」かのような芸術的なコーナリングを実現する。308の運転は喜びに満ちていて、自動車を運転できる幸福を実感させてくれる。それもサーキット等に行かずにそこらの国道を普通に走るだけで味わえるのだ。
308は普通のファミリーカーでスポーツカーや高級車ではないのにそのような運転の喜びを感じられるのがいいところだと思う。

Posted at 2013/11/01 22:25:29 | |
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