
思えば、この週末は何もかもがおかしかったのだ。金曜日の夕方、17時過ぎにダッシュで仙台に向け出発するつもりだったのに、アパートの鍵がない、携帯電話がない、USB-Cケーブルがない、などと社宅と会社のロッカーを行ったりきたり(結局全部車の中にあったのだが)するうち、18時頃になってしまった。「高速使えば20時半には仙台に着く」などと考えていたのだが、それは中止していつもの13号線に向かうことにした。「慌ててもしょうがない」と考えを変えたのだ。
しばらくすると、燃料警告灯が点灯した。点灯しても100キロは走れることを確認済みである。しかし、いつものスタンドまでまだ115キロある。これは微妙だ。「たぶん大丈夫だろう」と考え(フラグ)、そのまま運転を続ける。
関山を越え宮城県に入り、作並温泉のあたりでエンジンが吹けなくなってきた。このあたりは下り坂なのでしばらく走り、作並チェーンベースに飛び込んだ。やっぱり15キロ分足りなかったのだ。何て正確な読みなのだろう。感心している場合ではない、ガス欠である。
こんなこともあろうかと!うちの車にはすべて20リットルのガソリン携行缶を搭載してある。震災のときも大活躍したあれだ。キャプを外し、ノズルに付け替え、給油口に差し込もうとすると・・・
まさかの中折れ!
5年以上のバルコニー放置にノズルのプラスチックが劣化しており、カチカチに硬化して割れてしまったのである。短くなったノズルでは給油口に届かないうえに、その短いノズルの割れ目からガソリンが噴水のように噴き出てくるのである。ガソリンをだらだらこぼしながらなんとか2,3リットル給油して再出発した。なんとかガソリンスタンドまでたどり着くことができた。
次の日、トレーラーのタイヤ交換を行う。「移動ラボもしくはガレージ」であるTBトレーラー1号のタイヤを冬仕様にする。タイヤはアルミホイールに組んでもらってあるのでホイールを交換するだけの簡単なお仕事である。サンバーの車載工具のレンチでスチールホイールを外し、スタッドレスを組んだアルミホイールを付けようとすると…
穴が小さくてレンチが入らない!
車載工具のレンチが入らないのはまあ理解できる。しかし、「アルミホイール用超薄々ロングソケット」も入らないのだ。これはいったいどういうことなのか。アルミホイールはトレーラーの販売店から買った専用品なのでナットのサイズ違いは考えにくい。時間がないのでこれはそのままにしておく。
日曜日、免許証(の入った財布)を忘れて集荷場所に向かい、その日の仕事をすることができなかった。おかげで時間ができたので、「レンチが入らない」件をじっくり考えてみる。ロングソケットがダメなら十字レンチくらいしか思いつかないのだが、前に買ったはずの十字レンチがどうしても見つからない。しかたがないのでオートバックスで買ってきて試すと…「入った!」。ギチギチだけどなんとかナットを締めることができた。トルクレンチが使えないのは不便だが。
秋田に向かおうとして何気なくKeiのトランクアンダーボックスを開けてみると、そこに十字レンチが入っていた。こんなときは何をやっても裏目に出そうな気がする。天中殺と大殺界と空亡が同時に来ているのだろう。来週末はきっといいことあるような気がする。
Posted at 2019/11/25 00:56:03 | |
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