
「トレーラーで雪道」という題から、「下り坂で気が付いたらトレーラーが自分を追い越しにかかってて…」とか、「上り坂で発進するときに4WDのデフロックにしないと微動たりともしない」とか、「カーブでトレーラーだけドリドリ」なんて想像をする方もいるかもしれない。しかし、残念ながら、そういうドラマチックなことは何も起こらなかった。確かに上り坂の発進で軽トラのケツが滑ってうにょうにょしたが、ちょっと辛抱すれば動き出すことができた。4WDは結局一度も使わなかった。特別な配慮や技能はまったく必要なかった。
その理由として、この種のトレーラーはドライバーがその挙動に影響するような操作ができず、ただトラクターに追随しているだけなので、「何もすることがない(できない)」ことが挙げられる。ドライバーは普通にトラックを運転するようにトラクターを運転すればよく、「トレーラーを牽いているから」と特に気を付けることはない。急停止は苦手なのでその点だけは留意しなければならないが、雪道で急停止しようとする時点でドライバーとしては失格レベルなので、あえて指摘するほどのことでもない。
結論として、雪道でもトレーラーを牽いてガンガン走れる。普通の国道程度の勾配なら、4WDでなくてもヒッチ荷重を調整することで問題なく走れる。ただし、今回のテストではタイヤが新品で新製品のスタッドレスだったことも高い走行性に寄与していることに留意。もちろん、モチロンギュでも凍結、圧雪の上ではツルツルすべる。滑りながらでもコントロールが容易でドキッ、ヒヤッとさせないのがよいスタッドレスである。ダンロップWINTER MAXX 2は高評価を与えられる。
Posted at 2019/12/06 23:56:10 | |
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