素浪人☆のブログ一覧

　今日の朝、二階のバルコニーに電動ウインチを設置し、机を引き上げる作業をした。ウインチは物干し金具にチェーンで固定し、スリングを掛けた机を妻に補助してもらいながら引き上げ始めた、そのときである。

　我が家では、すり抜けるはずのない物体が支持する手や台を「透過」して転落する事態を「次元転換が起きた」と表現している。元々は私が中学生くらいのときに、兄が手にしていたお椀を突然落とし、「次元転換が起きて手をすり抜けた」と言い訳していたのが元ネタなのだが、今回はチェーンと物干し台との間に次元転換が起きてしまった。ワイヤーに張力がかかった瞬間、ウインチは物干し台を乗り越えて落下を始めた。慌ててリモコンのコードを押さえたがコードは端子の部分でプッツリと切れ、ウインチは庭に落ちた机の天板の裏にえらい勢いで落下した。

　事故発生で当然、引き上げ作業は中止である。頭上から10kgのウインチが降って来た妻は激おこで、「何で償ってもらおうか」思案中である。ウインチの安否はまだ確認できていない。切れたリモコンのコードを延長、再生して動作確認をするつもりだ。無事でいてくれるといいのだが。

　電動ウインチでトレーラーにトレーラーを載せる。ヒッチに連結できるように作ってあるが、このような作業をするのに敢えてヒッチに連結する必要はなく、トレーラーに鎖で繋いで使用した。250kg程度のトレーラーを引き上げるにはまったく問題なかった。手動ウインチで上げるよりも当然楽である。リモコンのコードが短いので、今度延長することにしよう。

　電源にバッテリーを単体で使用することで、使用場所に制限が無くなった。ウインチとバッテリーをプラケースに入れてあるので、これを持ち運んでどこにでもウインチを設置することができる。



　バッテリーは充電器で充電する。２０年以上前に買った充電器が役に立っている。来週、階段を通らない家具を二階のベランダからウインチで吊って搬入する予定。

　１２月に入ってからダラダラと（？）引っ越し作業をしている。業者を頼まずDIYなので仕事の合間を見て少しずつ運んでいる。

　今の部屋は建物の入り口から離れたところにあるので、荷物を搬出する動線が長くなる。そこで、バルコニーの前にトレーラーをつけ、バルコニーから搬出することにした。一人でやっているのでできるだけ合理的にやらないと終わらない。

　そんな作業中、バルコニーのフェンス越しに重い荷物をトレーラーに降ろそうとしたら、あばらを引っ掛けて「ポキッ」と鳴った。どうやらあばら骨をやってしまったようである。あばら骨は医者に行っても特に治療することが無いので適当な痛み止め（ベトナムで仕入れた強力なやつ）でごまかしている。年内に終わらせないといけないのに、負傷するとは…。

今週末はまた寒波が来るらしい。引っ越し完了できるかな。

　カングーの保管場所がシャッター付ガレージになった。が、このガレージ、高さが2.1メートル程度でやや低い。カングーを入れるときにはアンテナを格納しないと当たる。トレーラーにクロスカブを積んでいるときもミラーがギリギリだった。




　クロスカブも屋内保管になった。理想を言えば、ちょっとした作業スペースもあればいいのだが。

　納車からひと月ちょっとで3333㎞到達。高速で楽に遠出できる車を手に入れた途端、この走行距離である。ヒッチを付けたのでトレーラーを牽いて荷車としても大活躍している。今日は洗濯機と冷蔵庫を運んだ（笑）。

　トレーラーを牽いたカングーは乗用車とトラックの機能を完全に両立しており、快適な車内で会話を楽しみながら、大型冷蔵庫やバイクといった積載物をガンガン運べる万能ツールである。荷物の積み下ろしポイントまでトレーラーだけ切り離して手で押していけば、最小限の人手で重量物を積み下ろしできるので便利である。軽トラで牽引するのと違って動力性能と制動性能にも余裕がある。牽引車の重量が被牽引車の3倍あるので乗り心地への影響も小さい。

　難点は、ヒッチボールブラケットをつけるとバックドアが開かないことだ。大きい方（左側）ドアはほんの少ししか開かないので、小さい方（右側）ドアも引っかかって開かない。荷室へのアクセスはリアシートを倒してスライドドアからになる。牽引しないときはマメにヒッチボールブラケットを取り外しておくことにして、収納するプラケースを買ってきた。

　気候が良くなったらクロスカブを牽いてあちこち出かけたいと思っている。それまでに、関西方面に帰省がありそう。走行距離がどんどん伸びそうである。