
クロスカブのオドメーターが7777.7㎞を達成した。クロスカブはとにかく非力で遅いけど、ずっと所有していたい、これに替わるものはないと思わせる独特の魅力がある。カブシリーズ全体にいえることだが、親から子、そして孫へと引き継がれていく、家宝のような存在になり得る、稀有なバイクである。
話は変わって、先日積載状態のハイゼットで急ブレーキを掛ける場面があった。積載量は250kg程度で過積載ではなかったが、初速60キロで力一杯ペダルを踏み込んでも前輪をロックさせることができなかった。積載状態で重心が高いので、ブレーキを踏むと後輪荷重がゼロに近づき、ABSのアクチュエーターが「キン、キン」と独特の音を立ててブレーキ油圧を抜こうとするのだが、浮上しかけている後輪は回転しない。一方、重量のほとんどが集中している前輪は、小さなディスクブレーキの絶対的な制動力が不足して、停止距離が伸びていく。
ひょっとしたら、これ以上強力に前輪に制動をかけるとジャックナイフしてしまうのかもしれないが(笑)、初速60キロでこれでは100キロで止まろうとしてもものすごく制動距離が伸びるだろう。遊んでいる後輪ブレーキに仕事をさせるには、積載を後方に集中させるのがよさそうだが、その後輪ブレーキはドラムブレーキなのであっという間にフェードしそうだ。軽トラックはブレーキが弱いので(コーナリングも加速も弱いが・・・)車間距離は十分にとる必要があるだろう。
Posted at 2024/04/23 02:23:11 | |
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