大分県 オートポリスで開催された、ビースポーツが主管する『2020年度 マツダファン・サーキットトライアル (MFCT) 第2戦 大分ラウンド』に参加してきました。
コロナ禍において、政府が示す感染拡大防止のガイドラインやJAFの指針等に基づいて大会が開催された事に、ビースポーツ様、オートポリス様をはじめ、関係者の皆様に、また、感染防止に努めて参加された皆様に、感謝します。
…と、お堅い挨拶はこのくらいにして(“ボロ”が出る前に)。今年2月にジムカーナで走って以降モータースポーツから遠ざかっていました。その再開一発目がMFCTという事に、感謝しています。感謝しています…が、久し振りにサーキットを走ったうえに、初めて走るサーキットなモンで“ビビリ”がMAXで、結果は散々でしたけれど (^▽^;)
【オートポリス(概略)】
私の住む愛媛県松山市からオートポリスまでは、240kmです。ちなみに、岡山国際サーキットまでも、だいたい240㎞(ルートにより230~250km)です。距離にすると同じなのですが…オートポリスは遠いんですよねー
全線高速道路で行ける岡山国際サーキットは、頑張れば4時間ちょっとで行けます。しかし、オートポリスへは国道を通るしかない(中九州横断道路ができて、かなり早くなりましたが)のと…フェリーがネックなんですよね。240kmのうち、30kmがフェリー区間になります。「フェリーで休憩できる(70分)から、良いじゃん」と言われるのもわかるのですが…国道連絡フェリーなので、1時間おきに出港しているので、時間的ロスも少ないのですが…運航が7時から23時までなので、早朝の受付時間に間に合う為には、どうしても“前泊”しないといけません。

荷物に“お泊りセット”(リュック)が増えるのが、不満なんですよねー(笑)
【申告タイム】
イベントの申し込み時に、そのサーキットでの自分のベストタイムを申告します。これは、1ヒート目の走行順を決めるもの(だと思うの)ですが、私はオートポリスは初めて走るので、タイムがありません。
そこで、MFCTの過去の競技結果から、岡山国際サーキットとオートポリスに参加した人のタイム差を計算すると、岡山国際サーキット×1.22=オートポリスのようなので、私のアドレナリン003での岡山国際サーキットのタイムが1分59秒5なので、これに1.22を掛けた2分25秒8を自己申告タイムとして提出しました。
…そんな単純なモノじゃないですよねー と、今となっては反省 (-_-;)
【オンライン・ドライバーズブリーフィング】
新型コロナウイルス集団感染防止対策として、ドライバーズブリーフィングがオンライン会議システム「Zoom」上で行われました。各参加者はスマートフォンや通信機能を備えたパソコン等で参加します。
「Zoom」なるものがある事はテレビ・ニュース等で知っていました。しかし、私の仕事や生活では使用する状況に無く、遠い国の話のように聞き流していました。なので、いきなり、喉元にナイフを突きつけられた感じがしました(大袈裟) 「スマホのアプリなんて、ややこしそうだから、参加をやめようかな」なんて思ってました。マジで (^-^;) しかし、「ウイズ・コロナ」のこれからの新生活様式では、こういった物も必要になるんだろうなぁと、頑張って挑戦してみることにしました。
インターネットで操作方法を勉強して、「でも、実際に操作しないと、慣れないだろうなぁ」と思っていたところ、Zoom(のアプリを作っている会社)では、お試し接続みたいな事をされていて、また、ビースポーツ様からも、開設したブリーフィング用ミーティングIDに接続テストで入室(というのかな)して良いですよという連絡を頂いたので、試しに接続してみようと、IDを入力し、[参加する](でしたっけ)ボタンを押す…段階になって、「Zoomって、カメラで自分の姿が相手に映るンだよなぁ」という事に気が付き、ステテコ姿が映るのは恥ずかしいので、やめました(爆) 新生活様式に対応するのは、色々とハードルが高そうです (^-^;
なんとか、ぶっつけ本番でもオンライン・ドライバーズブリーフィングに参加することができて、ホッとしました (^-^;
しかし、どこかのレポートで、「走行する車両のマフラー音で音声が聞き取れなかった」とあったので、マイク付きイヤフォンを購入し、持っていきました。

100円ショップなのに、倍の200円もする高級品(笑)
オンライン・ドライバーズブリーフィングが始まってしばらくの間は、音声が届かないトラブルがあり、他の参加者と「音、来てる?」「来てない」と確認しあっていましたが、そのうち、音声も届くようになりました。
が、
イヤフォンからは音が聞こえません。かすかに聞こえているような気もするのですが、スマートフォンの「メディア」の音量を最大にしても聞こえません。イヤフォンをスマートフォンから取り外すと、スマートフォンのスピーカーからは、普通に聞こえるので、それで聞いていました。なんのこっちゃ。エロどう…動画投稿サイトや、ニュース等の映像音声は、ちゃんと聞こえていたんですけれどね。アプリとの「相性」というヤツでしょうか。使えんなぁ (-_-)
【グランツーリスモSport】
オートポリスは初めて走る(本当は、
2年前に、トヨタGazooレーシングのドライビングエクスペリエンスで一度走ったのですが、雨でしたし、2年も前の事なので、何も覚えていません・苦笑)ので、コースのどこをどう走ったら良いかわかりません (^_^;) そこで、プレイステーション4のソフト「グランツーリスモSport」にオートポリスが収録されているので、参加申込みをしてから約1ヶ月間、毎日(ゲーム内で)走り込んでいました(爆)
トヨタ・86をベースに馬力とトルク、車重とギア比をNCECに合わせ、7,000回転縛りで走りました。もちろん、ゲームなのでGが無く、荷重移動の感じはわかりません(画面の揺れ具合で判断してます)が、そこはそれ、想像しながら走ります(笑)
タイム的なものは、そりゃゲームではクラッシュの恐怖が無いので無茶もできますし、タイヤのグリップ力が違うので、直接比較はできないと思います。しかし、ライン取りやブレーキポイントなどのコースの習熟には、活用できたと思います。特に、グランツーリスモSPORT内の「サーキットエクスペリエンス」という、コースの攻略テクニックを学ぶイベントでは、走行ラインやブレーキポイントをビデオで具体的に教えてもらえたので、とても参考になりました。ぢゃないと、いきなり、あのペースでは走れませんでした。
【第1ヒート】
てな感じで、第1ヒートです。タイヤの空気は1.8キロでスタート。
1周のパレード・ランの後、15分の走行です。リ・スタート後、すぐに1台に抜かれ、しばらくして4台くらいに抜かれたかな。レースじゃないので、追いつかれたらなるべく早い段階で抜いてもらうようにしています。最初の数周で抜いたり抜かれたりというのは、毎度のことで、皆が皆、毎周ベストラップで走れるわけじゃないですからね。そのうち、周りの車との距離が落ち着いてきて、自分のラインやタイミングで走れるようになるのですが、今回は特に初めてのオートポリス走行なので、第1ヒートは、グランツーリスモSPORTで練習したのとの違いを調整しました。といっても、何速を使うか、3速に落とすか、4速のままにするかくらいで、ライン取りとかブレーキポイントは、グランツーリスモSPORTそのままで走れました(走ってました)。
オートポリスは1周が長く(4.7km)2分30秒くらい掛かるので、15分走行だと6周しかできません (^-^;) 筑波だと、私で1分13秒なので、12周できるんですけれどね(苦笑) コース(コーナー)はバラエティに富んでいるので、6周でもお腹いっぱいなのですが、“習熟”には少ないかな…
タイムは、たぶん6周走った6周目の2分31秒8。平均は2分36秒。誰や「25秒で走ります」って言ったヤツは (一一")
【アドバイス】
アドバイザーの加藤彰彬選手から「13コーナー立ち上がりの右側に荷重が残っているのに、14コーナーに向けてハンドルを右に切っている。荷重をニュートラルにしてから切るように」というアドバイスをいただきました。

この歳になって、荷重を意識して運転するようになりましたが(遅)、久し振りのサーキット走行、初めてのサーキットで、テンパっていたようです (^-^;
【第2ヒート】
今までのMFCTだと、第2ヒートの出走順は、第1ヒートのタイム順なのですが、今回(は、なのか、コロナ禍における開催では今後もなのか)、第1ヒートと同じ出走順。つまり、私に“フタ”をしろと (@_@)
第2ヒートは、パレード・ラン、完熟走行無しの20分間。1周目は、タイヤやらブレーキやら温めて、2周目からタイムアタック!だったのかな。2周目からみるみる離され、追い抜かれて、ノーマルクラスのNDさんと、ずっとバトルしてました(笑)
加藤選手にアドバイスいただいた、13、14コーナーの切り替えしも、荷重の移動を感じながら、一呼吸おいてハンドルを切るようにしたら、走行終了後、加藤選手から「良くなってましたよ」と褒めていただきました。「私、褒められて伸びるので」(大門未知子風)
タイムは、8周走って2分30秒7。平均は32秒5。1秒のタイムアップですね。
【表彰】
無いです。
私が参加した「ロードスター・クラシック2000 NORMAL」クラスは、私しか参加していないので、クラス不成立です。クラスが成立していたら貰えたブリヂストンの赤い帽子も貰えません。成立してても貰えなかったかもしれませんが (^▽^;)
まあ、オートポリスを走れたので、それで満足ですけれどねー
【オートポリス(感想)】
今回、初めてオートポリスを走りました。走った感想は…面白い。面白いけど…怖い。ってところでしょうか。
よく言われますが、タイトコーナーが連続する区間とか勾配の感じとか、“峠”の、“ワインディング”ではなく“峠道”の雰囲気があって、走っていて楽しいです。まあ、限界に挑もうとすると、危険が危なくなるのでしょうけれど。
「怖い」というのは、そういう怖さではなくて…“カン”で走らないといけないという怖さです(爆) 1コーナーと10コーナーが、地形の関係で、クリッピングポイントが全く見えません。どこまでイン側に寄せられるのか、いや、イン側のゼブラゾーンがどこにあるのか、“カン”に頼って寄せるしかないんです (^-^;) 走り込んでいくと、そのうち“心の目”で見る事ができるようになるのでしょうが、その域に達するまでは、“カン”で走るしかなく、怖いです (>_<)
タイム的な事では、2分30秒7がベストタイムでしたが、これが、良いタイムなのかどうかわかりません。ちなみに、マツ耐(マツダファン・エンデュランス)の「ロードスター・クラシック2000 NORMAL」に出場された方が2分30秒268を出されているので、そんなに悪いタイムじゃないのかなぁと思っています。負けてますけれど (^▽^;) 自分的には、さすがに25秒8で走れるとは、“今は”思いませんけれど、自分が走った感じとして、1コーナーと11コーナーで1秒づづ、3コーナーと10コーナーで0.5秒づつ、あと細々したところで0.5秒の27秒くらいまでは行けるんじゃないかなという気がします。ええ。気がするだけですけれど。
でも、マツ耐の予選で、「ロードスター NORMAL」(ND)が2分23秒1を出しています。もっとも、こちらは、ロードスター・パーティー・レースに参加されている方々なので、経験豊富だからだと思うのですが、23秒は出せるという事…です…ね (@_@)
【戦い終えて】
マツ耐を見学して、ロードスターカップも見学してから帰ろうと思っていたのですが、ロードスターカップが始まる直前に豪雨となり、コースサイドでは見学できなくなったので、帰ってきました (^-^;
