リアシートの戻しで音質が悪い方へ変わってしまった車内での排気音。
このままでは気持ちよく走れない。何か方法があるはずだ・・・。
で、思いついたのがリアシートの真ん中にある、「小物入れという名のフタ」。
これを改造してノイズが入るようにすれば、元通りのサウンドを聞けるのでは・・・!?
そこで、昨夜から今日にかけて試行錯誤の結果、このようなモノを製作しました。
車内側とトランク側の2枚構成になっているので、車内側を撤去。
そこにHCで買ってきたボール紙を「だいたい」で採寸してビス留め。

ビスは同じくHCでM4のビス・ワッシャー・ナットのセットを調達しました。(元々付いているものは利用できない)
固定スイッチもボール紙と共締めしてあるため、正常に機能します。
2枚下の写真でビスの先端が見えますが、その先端がクルマにつっかえて正しくセットできなかったため、のちにビスの方向を逆にしています。
そしてクリップでバンダナを留めて完成。

下1/4は足が出たため、手持ちのカーボンシートを貼りました。
全体をそのようにすれば良いのですが、立体的な採寸が必要な上に、ビス留めによって歪みが発生してしまいます。
なので、上から布地をかけてフワッとごまかすことにしたわけです。
気分次第で取り付ける素材を変えられるのもメリットかと。
メイン素材がボール紙のため、遮音効果はあまりありません。
そこが狙いなワケですが、ノイズが過大に入ったり、「そういう気分ではない」こともあります。
そこで、トランク側に一計を案じました。
このようにちょうどノイズ導入ダクトのような恰好になっているため・・・
ここにフタを着脱できるようにして、ノイズの量をコントロールする作戦です。

フタはボール紙をベースにエアパッキンを二重にしたものを貼り合わせています。
さて、実走です。
インプレの条件は以下の通り。
カーオーディオを停車状態で無理のない音量にセットして固定。
アクセル開度20%時の加速騒音の中で音楽と排気音がどのように聞こえるかを比べます。
最後の数字は小物入れを普通にセットした状態を100とした場合の個人的評価。
①ノイズ導入ダクトにフタをした状態
リアシートを外した状態に結構近いです。
RE特有の硬質で粒の細かな排気音が響いてきます。
ノーマルだと高音が聞こえず、かなり曇った音でした。
オーディオはまずまず聞き取れました。
<排気音質 135 排気音量 130 音楽聞き分け可能 80>
②ノイズ導入ダクト解放
オーディオに対して排気音がやや優勢に。
排気音を楽しみたいならこっちです。
オーディオもメロディをなんとかトレースできるレベルを維持。
<排気音質 140 排気音量 140 音楽聞き分け可能 70>
③小物入れ完全撤去
排気音が圧倒的優勢。
ただし排気音質は意外とよくありません。
低音成分が増えて少しこもった感じになりました。
間に何かあったほうが音が整理されて良好な結果になるようです。
音楽を聴きたいならムリな設定(;・ω・)
<排気音質 120 排気音量 160 音楽聞き分け可能 50>
悩むところですが①が一番イイかなぁ・・・。
③は美観も含めて「無い」です(;´∀`)
以上のことから、排気の音質はサイレンサーだけでなく、車内へのノイズ導入具合によっても後から調整できることが判りました。
また、逆の発想として、車内を少しでも静かにしたい場合はこの部分の「守り」を厚くすることで効果を得られるのではないかと思います。
Posted at 2018/01/17 19:42:28 | |
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